ナマコの養殖 ジクロルボス 欠陥マンションや自動車など

毎年3月15日の世界消費者権利デーには中央テレビが特集番組を放送するのだけど、コロナのせいで遅れていたがこの度放送に至ったという。勉強しておこうと記事をざっと読んでみた。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2020-07/17/content_786420.htm?div=-1
◎青島市即墨産の養殖ナマコ。
ナマコの養殖で敌敌畏(ジクロルボス)が頻繁に使われている。養殖業者の話では池の生物を駆除するため面積50亩の養殖池に対しジクロルボスを20箱分投入しているという。ナマコは強い抗药性があるので死ぬことはない。ジクロルボスを含んだ海水はそのまま海に流している。
また動物用抗生物質を直接養殖池に入れていると話す業者もいた。
稚ナマコは、南からやってくる商人が買い付けていく。北の海水温度は低く成長に3~5年かかるが、南の海では3~5か月で大きくなる。北の海で育ったナマコの方が時間がかかる分珍重され高額。よって南で育ったナマコを一度北に運んでから販売する。普通の人には見わけがつかないため、ごまかしてもばれない。
◎汉堡王(バーガーキング)の品質(一部の店であった話)
“偷工减料”行为について。「皇堡」という名のハンバーガーにはトマト2切れとチーズ3切れが入っているはずなのだが、意図的にトマトかチーズを1切れ抜いて販売していた。
また、規定期限を過ぎた食品は廃棄するはずなのに、時間が過ぎて赤ランプが点いた鸡块を緑ランプに押し直しそのまま売っていた。
保质期の過ぎたバンズにには新しい日付のラベルを張り替えていた。カビやすい夏でも行われており、日付を変えたバンズは翌日ハンバーガーに加工されて売られた。南美风味鸡腿排の保质期も変えられていた。これら行為について本部も知っていると証言する店長がいた。
この件に関し汉堡王中国官方微博は、管理が行き届いていなかった、政府に協力し全力で調査を行い、厳しい処分をする、と表明している。
◎古い靴下や下着を使った品質不良のタオル
中国最大のタオル生産地(中国生産三分の一のシェアを占めている)として有名な河北省高阳县。その高阳县辛留佐村の工場では異臭が漂っており汚れた原料が放置されていた。
河北省邯郸南井寨村の工場では古着のセーターや外套、秋物下着、着古した靴下や下着が山のように積まれていた。これらは消毒されることなく機械で反毛されほこりやごみを含んだ繊維としてリサイクルされ、そして糸に加工されて、なんの説明の無いままタオル工場に送られ加工される。このような基準を満たしていない品質不良タオルに、国家基準合格ラベルを付けて全国に出荷している。
◎上汽通用五菱汽車の宝骏汽车(Baojun)のギヤボックス
2017年10月、14万元(≒215万円)支払って購入した宝骏560汽车が、2019年2月に動かなくなった。修理先の4S店が検査したところ变速箱(ギヤボックス)の故障による珍しい案件だと判明。修理した後も失速や異常な音などが発生し、所有者は結局ギヤボックスを交換することに。同じような不具合が全国各地で発生、2019年6月リコールを行ったが、交換したギヤボックスが再度または複数回故障するなど、安全に対する疑念は残った。宝骏側は、保証期間を過ぎた後の修理費は所有者負担であり、車の返品には応じるがその場合所有者がメンテナンス費用を負担しなければならないとした。
所有者の話「14.3万元で購入した。6万元用意しないと返品に応じてもらえないなんておかしい」。宝骏は2018年3月に突然生産を停止している。クレームの受け入れ先が無くなり問題解決の糸口が失われていた。
この件について、上汽通用五菱汽车は、すでに調査チームを結成し調査に入っており、問題を抱えたユーザーは“宝骏560DCT专属热线”に連絡してください、最後まで責任を負うことを約束します、と言っている。
◎いい加減な工事の新築マンション
高級内装が謳い文句のマンション。販売価格には高額な内装費が加算されていたが、実は水漏れがひどく入室できないマンションだったり、工事が終わっていないのにとりあえず住み込ませ、徐々に修理していけばいいとごまかしを言うマンション業者がいる。
販売された201戸のうち水漏れしたのは146戸だったという広州市の欠陥マンションや、一平米当たり33000元(そのうち6000元が内装費)で販売された、床板が張られていなかったりドアが外れたりする杭州市の欠陥マンションの話。
◎アプリ「趣头条」のポップアップ広告
「趣头条」(よくわからないが経済関連ニュースや動画が見れるらしい)の中に虚偽の広告がたくさん出ている。例えばタブレットの形態をしている一般食品をバイアグラより効果あるとか、携帯で簡単に儲けられるビジネスとか、ダイエット関連の広告が大量に上がってくる。
この件について趣头条は謝罪し、徹底的に調査して再発を防ぐと表明した。
◎無料の美容サロン
無料体験と称し客を呼び寄せ、皮膚の状態が悪いなどと言って美顔器を勧めるなど。
以“免费体验”的名义把顾客揽进店门后,用一环扣一环的“连环计”来给顾客下套(次々と連環の計を講じて客を罠にはめる)
また、無料を餌に学生を誘い、学生証で「网贷(ネットローン)」を組ませて美顔施術を行うサロンもあった。
◎「嗨学网」詐欺
「嗨学网」(オンライン通信教育らしい)は、契約書に詳細規定が記載されていないことを“挡箭牌”にし、返金を拒否する。
例えば「国家一级注册消防工程师」の受験資格を満たしていない人が、嗨学网に問い合わせたところ、「代报名机构」を通じて申し込めば大丈夫だと説明を受けたので、学費を払って受講した。実際は受験資格を得られず、返金を求めたが叶わなかった。
受講プログラムの営業マンの歩合は売り上げの6~13%。研修時に「契約書を見せないように」「証拠を残すな」「ウイチャットのやりとりは文字ではなく音声で」と教えられる。
この件について、嗨学网は特別チームによる精査中だと発表している。
………
ナマコって養殖してるんだって勉強になった。実際ジクロルボスが残留しているのかどうかとか、正しい医薬品の使用方法はどうなっているのかとか、詳しく紹介してほしかった。
ひどい話ではあるが、地溝油とか偽の飲用水ほどの衝撃は感じなかった。
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