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zoom RSS 北京 中国国家博物館 青銅器最大のお宝・后母戊鼎 子龍鼎 大盂鼎

<<   作成日時 : 2014/08/23 14:32   >>

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中国国家博物館。24年前学校で連れて行ってもらった。埃っぽいし雑然とした展示で、博物館学に詳しい人が勿体無いとこぼしていたっけ。金縷玉衣があったことだけははっきり覚えている。朱自清の原稿を見かけたような…、記憶がぐちゃぐちゃ。

今度こそ。HPを見てみたら、無料券は事前にネット予約が必要だった。やっぱりね。申込は参観希望者一人ずつするようになっており、パスポート番号も1人分ずつ入力。すぐ予約番号が返信されてきたので、それをメモしておいた。

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開館は9時から。予約が取れているのだからと余裕こいて30分遅れで到着。横では無料当日券を求めて30メートルくらいの列ができていたが、予約入口からはさっさと入れた。楽勝じゃん。
ところが敷地内に入ってから入場券発行窓口のある建物まで15分は待たされた。その中に入ったら混乱に乗じて割り込みする人がいて、ますますピリピリした空気に。予約した意味がないとこぼす人もいたし、親子げんかが勃発したり(まるで我が家を見ているみたい)、かささぎのように「割り込まないでよっ」と威嚇する人がいたり。見かねて交通整理をしようとしたおばさんがいたのだけど、一人だけではどうにもならない。是非、係の増員をお願いしたい。
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酸欠状態で揉まれること30分弱、やっと窓口に到達。パスポートと予約番号のメモを渡すとしっかりチェックしたうえで入場券をくれた。入場券には実名が印刷されてある。荷物チェックとボディチェックを受けてから玄関ホール中央に到達。りんだお達の石像と銅像が迎えてくれる。
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何処をどう見るか。とりあえず右側の南区展厅へエスカレータで上がった。貨幣の展示(中国古代钱币)では、理解する知識がないからいつも残念な結果になる。扇に描かれた絵の展示(明清扇面芸術展)はパス。玉器の展示(中国古代玉器芸術)をざっと見て、そのあとは中央大厅に入って青銅器の展示(中国古代青銅器芸術)を見る。

おじさんに話しかけられた。青銅器専門の説明係の方だった。折角日本から来たのなら是非聞いていきなさいと熱心に勧めてくださる。大学の先生にこんな感じの人いたなあと懐かしくなった。インコも興味をそそられたようなので、しばらくお願いすることしにした。
青銅器の酒器に「爵」っていう変わった形のものがあるのだが、あれについてる突起は、酒を一気に流しこまないよう、鼻のあたりで突っかかるようにするためのものだそうだ。「鼻の穴に入ったら可笑しいよね」なんて超低レベルなことでひっそり笑う。沫若先生、レベルが低くてごめんなさい。

青銅器って形状ごとに名称がある。だんだん話が難しくなってきたことと、周りに人だかりができたので、そろそろおいとましようとしたら「国博に来たのならこれだけはしっかり見ておゆきなさい」と言われた。周りの中国人も「これを見ないで何を見るっていうの」と言う。超有名な中国きってのお宝らしい。

それが、商(殷)時代の「后母戊鼎」(かつては郭沫若が名づけた「司母戊鼎」で呼ばれていた)。国家一級文物。最も重い最も大きい青銅器。832.84キログラム。1939年(関係ないけど郭沫若がいた重慶への爆撃が激しくなった頃)に発掘された。内壁に「后母戊」の銘文がある。とても難しい技術で作られたものだそうだ。

その時、中国人の観光客の一人が「日本人が潰されたんでしょ?」って言った。

それを聞いた説明のおじさん、穏やかながらもきっぱりと「どこでそんなことを聞いたんですか?私はここで正式な説明係をやっています。世界各国から見学者が来ているのですから、いい加減な事を言わないでもらいたい」。
そのやりとり、インコもずっと見ていた。こういう体験が貴重だと思う。冷静な対処が勉強になります。
その観光客は黙ってしまった。おじさん、ありがとう。本当は気を使ってくれたのではありませんか?

ということで、あの発言は何だったのか、本当は一体どういういわれがあるのか、検索してみた。
百度に書かれている“流传历史”の概要。“流传”ということは検証済みの事実ではないと受け取ってもいいだろうか。
1939年河南省安陽の野原で呉という人がトレジャー中に見つけた。隠していたが、安陽飛行場に駐屯していた日本兵に秘密が漏れてしまった。日本兵は機関銃を持ち出しトラックで探しに来たがなんとか隠し通した。偽物ダミーが持って行かれたこともあったが、本物は何とか隠し通されたまま終戦を迎える。1948年南京で展示、蒋介石も参観。1949年国民党が持ち出そうとしたが重すぎて南京飛行場に置き去り。それを解放軍が見つけて南京博物館に収蔵していたが、1959年より国家博物館にて収蔵。
百度の説明。ほかにも鋳造技術や命名のいきさつなど詳しいことが載っている。
http://baike.baidu.com/view/4171359.htm?fr=aladdin
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その両隣に展示されているのは「子龙鼎」と「大盂鼎」。どちらもHP紹介で大きく取り上げられている、国博を代表するコレクション。
「子龙鼎」。商〜周の時代のもの。百度によると、2004年日本にあるのが分かり中国側の専門家が入手しようとしたが不成立。その後香港に流出。2006年香港在住の中国人と交渉成立、中国に買い戻された。その額4800万人民元。
http://baike.baidu.com/view/8447177.htm?from_id=6531926&type=syn&fromtitle=%E5%AD%90%E9%BE%99%E9%BC%8E&fr=aladdin
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西周時代の「大盂鼎」。最初に国外持ち出し禁止の対象になった文物の一つ。
http://baike.baidu.com/view/8448494.htm?fromtitle=%E5%A4%A7%E7%9B%82%E9%BC%8E&fromid=1162856&type=syn
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こういう大きなもので何を煮て食べたんだろう。当時の料理ってどんな味がするんだろう。体験コーナーがあればいいのに。

中国古代佛造像艺术はパスした。

………
(ついでに。これは安定门にあったオブジェ。昔からあったけど、今も残ってるかは不明)
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