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<<   作成日時 : 2013/11/23 19:26   >>

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7月の新京報より。

2013年7月30日の北京市区の水道供給量が294.1万㎥に達した。これは100年にわたる北京の水道の歴史始まって以来の最高記録。今年から供水能力を318万㎥まで上げていたので、幸い何事もなかったが、水資源の問題は緊迫している。

北京市水務局の担当者によると、北京の水資源は比較的豊かだった。1956〜1999年まで、用水量平均は年間37.4億㎥だったが、1999年以降渇水期が続き用水量平均は年間36億㎥になった。しかし水質源の総水量は年間21億㎥で、比率では38%、量では15億㎥不足していることになる。北京の人口で割ると大体一人当たり100㎥足りない。状況は中東・北アフリカ等地域にも劣る。水資源減少の主な理由は、都市部人口の急速的な増加、人為的な要素、気候の変化、水理学的変異などが相互作用した結果である。

2014年には南水北調中線(漢江上流の丹江口ダムから→河南→北京→天津へと20余都市に生活・生産用水を供給する水路)により、10億㎥が供給される事になっている。水不足の北京には有難い助けになるが、色々な策を講じても現状維持が精いっぱいだろう。その理由は北京の水源。つまり地表水と地下水と外部からの水路にある。

地表水とは主にダムの水のこと。密雲ダム・官庁ダムは20世紀の水不足に大いに役立った。だが今の対処には限界がある。特に永定河上流の官庁ダムは建設後半世紀たっており、汚染と水量減少により供水能力が減少してしまった。密雲ダムでは水源地保護に極力務めているが水量が年々減っているのは紛れもない事実である。

地下水は、くみ上げ過多と言わざるを得ない。70年代初期の北京地下水の水位は高く、アルカリ土壌現象が起こるほどだった。地下水の水位を下げるために井戸を大規模に開発したところ、水位が急速に下がった。そして、都市の発展や人口増加が原因で水位が下げ止まらず、特に近年ではその速度が加速している。

供水量を増やすため、2003年懐柔区に応急水源地が初めて作られた。その後、房山区・平谷区・昌平区にも応急水源地ができた。これらはすべて地下水が水源。北京市(市区も郊外区も含む)の多くの水道処理施設が地下水を水源としている。

2008年より南水北調が始まり、河北岗南・黄壁庄・王快・安格庄のダムを含む、河北省から水を調達するようになった。山西省の册田ダムなどからも集中的に北京へ送水したことが何度もあった。
 
さらに延庆白河堡・密云遥桥峪・半城子などのダムから密雲ダムまで送水し、密雲ダムの貯水量を増やした。その合計送水量は10.48億㎥。

人口2000万の大都市北京。実はとうの昔に資源負荷能力を超えている。水不足は市民の生産・生活の最大の脅威だ。

今の繁栄を維持するため、北京ではいろいろな方法を試してきた。水源を探す以外にも、水路構造を調整したり、再生水利用などを進めてきた。結果、農業用水の使用量は減少、工業用水は増減なし、生活用水の増加は適切な範囲で押さえられている。

近年北京では水を大量に使う工業系企業を淘汰してきた。例えば首钢や焦化厂など(たとえば首鋼が年間に使う水の量は7000万㎥だった)。一時期北京の工業用水使用量が13億㎥になったこともあったが、2000年には10.5億㎥に、昨年は5億㎥まで減少した。

農業では北京南部の30余万亩の水田を畑に変えた。
生活用水は昨年北京全市で16億㎥だった。

用水全体で見ると、2000年〜2012年までに再生水を多く利用したことで地表水使用を10億㎥減らすことができた。
再生水は農業や緑化以外にも使われる。以前工業用の冷却水は地表水を使っていたが、再生水を使うようになって工業が使う地表水使用を年間2億㎥減らすことができた。

2000年北京市全体の河川湖沼の貯水量は1億㎥もなかったが、汚水処理施設が多く建設されたことで再生水の水量が増え、2012年は5億㎥になった。良質な再生水を河川湖沼に放流することで、生態環境の改善を行っている。

◎昔の北京
歴史的に北京の水資源は比較的豊かだったと言える。清朝のころはよく洪水の被害を受けた。一番怖いのは“小黄河”とも呼ばれた永定河で、皇帝が名づけた「永定」には二度と氾濫を起こさぬようにと願いが込められている。
北京には万泉河、玉渊潭、莲花池など水に関連する地名がある。これらの土地は元来水が豊かであった。
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