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zoom RSS 中国 米とカドミウム

<<   作成日時 : 2013/05/30 07:49   >>

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このニュースを聞いたとき、「聞かなきゃ良かった」と思った。広州市食薬監局が米や米製品のサンプル検査をした結果、その44.4%でカドミウムが基準値超えしていた、って話。

不合格の米が広東省に流通してしまったのは事実なのだそうだ。今年2月27日の南方日報の報道で指摘されていた。その内容は:
2009年深糧集団が湖南省から大量の米を買い付けた。深セン質監部門が検査したところ重金属の基準値超えが認められ品質不合格の結果を出していた。
広東省东莞市道窖鎮の多くの米粉工場が、当時深糧集団から数百トンの米を購入し米粉に加工したと証言した。それで南方日報の記者が広州市で湖南産の米をランダム抽出し検査をしたところカドミウムの基準値が超えていた。
広州金斯奇という名の米加工工場で採取した米と米粉のサンプルを検査したところ、中国蓄備糧管理総公司が管理する湘潭直属庫で生産している“蓉城”という名のブランド米のカドミウム量が0.3mg/kgで基準を50%超えていることが分かった。また、金斯奇米加工工場の米粉からはカドミウム0.2mg/kgが検出された。
湖南省政協が出した議案には「近年、湖南省から国外輸出する農産品が基準値を超えて有害と見なされ拒絶される回数が徐々に増えている」とあった。
米のカドミウム汚染の主な原因はその植えられた土地が汚染されていることと関連している、カドミウム基準値越えの米を長期に摂取すれば人体の健康を害するだろう…
…というもの。

どうして市場に流通してしまったのかと言うと:
2009年、その米の品質不合格結果が出たのを受けて“品質管理部門”は工業用としては使えるが(食用として)貯蔵してはいけないと判断を下した→しかしその後どんどん米の市場価格が値上がりしてきて→深糧集団は不合格米を販売してしまい→市場に流通し市民の口に入ってしまった…
…のだそうだ。
(ということは、今回の騒ぎの元凶はどうやら深糧集団(深圳市市属国有独资大型粮食企业,隶属于深圳市政府,为国资局的20家直管企业之一)にあるらしい?)

南方日報の記者が何か月にもわたり調査して具体的にわかったこと:
このたび問題になった米は長粒米の早生品種で、中央储备粮长沙直属库・湘潭直属库・常コ直属库・益阳直属库・湖南省粮食局直属の湖南粮食中心批发市场など中央直属库と地方粮库が扱ったものだった。深糧集団はこれら湘潭産の米に問題があることに気づき、100トンあまりを返品したが、残りは工業用に回さず、価格を下げて販売処分していた…
…のだそうだ。

今年4月、南方日報の記者は、広東省で一番大きな糧油市場の佛山三眼橋市場に行き、そこで売っていたブランド米の一部を権威ある検査部門に送り検査をしてもらったところ、カドミウムが基準値超えしている米のブランドは11種あり、その産地は湖南省とその他の省のものだった。

−カドミウムの怖いところは蓄積すること−
カドミウムが人体に危害を及ぼした例は日本で最初に見つかった。カドミウム中毒の“痛痛病”。中毒者の症状は“全身骨质疏松严重,极易骨折,情况最严重者,身上曾同时出现100多处骨折”。

専門家に聞いたところ、米のカドミウム汚染が基準値を超えていても、人体への影響はパニックを引き起こすほど重大な程度に至らない、とのことだ。なぜならカドミウムというものは人体である程度まで蓄積されないと害が出ないから。人体にはそれぞれ差異があり、代謝能力が強い場合カドミウムは一定量排出されるであろうし、代謝が悪いなら十数年蓄積され続けたうえで発病に至るであろう…

更に専門家は言う。今回長粒米から見つかったカドミウムは主に水田土壌から入って来たもので、その土壌のカドミウムがどこからやって来たかと言うと、主に2つのルートが考えられる。一つは我が国では大量にリンを含む複合肥料が使われてきたのだが、その我が国のリン鉱山にはカドミウム成分が大量に含まれていて、リン鉱石からリン肥料を作るときカドミウムが除去され切れておらず、結果的に施肥を通じて土壌に入り込んでしまったというもの。もう一つは、湖南・江西・湖北など長粒米生産地区の灌漑水系、例えば湘江・赣江・漢江など河川において、沿岸都市では非鉄金属採掘が行われたり精錬業が盛んになったため、当該水系でひどい重金属汚染が進んでしまい、灌漑を通じてカドミウムが土壌に入り込んでしまったというもの…

更に専門家の言葉。土壌に集まったカドミウムを取り除く方法はみつかってない。できることはリン肥料に含まれるカドミウムをちゃんと除去すること。ただしコストが高くつく。それから灌漑用の水源をきれいに保つことだ…

−いろんなものを混食してカドミウムの吸収を避けよう−
南京農業大学の農業資源及び生態環境研究所の潘教授の見解。人体への危険度を下げるためにいろんな食品を広く摂取することが重要だ。いろんなものを混食することで、例えば海産物や豆製品、瓜など亜鉛を含む(亜鉛には拮抗作用がある)ものを多く食べることで発病の危険を下げるようにする。また、中国の南方に住む人は北方で生産される食品を多く摂るようにする…

−湖南省には米がカドミウム基準値を超過する状況が広く存在する−
湘潭库・长沙库・益阳库・湖南金霞公司・湘潭县裕湘粮食购销有限公司(以前は云湖桥粮库といった)など多くの穀物倉庫会社の責任者らは、湖南には米がカドミウム基準値を超過する状況が広く存在すると言っている。長沙地区が一番ひどいと言う人もいる。それは気候・土壌・水源など多くの原因によって引き起こされたものであり、どんなにいい米でも重金属問題を抱えている…

湘潭县裕湘粮食购销有限公司の黄さんはその事実を認めている。広州に運送したあと取引先が検査をしたら基準値越えをしていたのだそうだ。黄さんは「カドミウム超過米は市場で自由に流通していいのだ」と言っている。「みんな食べてるじゃないか、そんな危険はないよ。湖南は米の一大産地で、米の味もいいし、米粉生産量も高い。人気あるよ」…

問題は、広東省食品検査システムがどうして機能していなかったのかということだ。安全体制には落とし穴があったのだろうか。記者が取材して分かったことは、湖南の穀物倉庫の多くには厳格な検査管理制度が存在せず、穀物を購入・販売するにあたり、品質を監督する立場にありながら公正を欠いている。倉庫に入庫する際の、残留農薬と重金属の検査項目を欠いていることもわかった。

以上、南方日報より。
………
北京の状況について。新京報より。
北京市民の米の安全に対する関心が高まっている。北京市食品安全弁公室は北京市16の区と県から米102種類のサンプル(それには国内で生産された米と、外国から輸入された米と、レストランや倉庫から直接採取した米と、学校食堂と給食用の米を含む)を採り、鉛・カドミウム・水銀・ヒ素・クロムについて検査した。結果、基準値を超えているものは全く見つからなかった。
  
北京市食品安全弁公室の話。「重金属と残留農薬の検査は必ず毎年行っております」「今回の検査では問題が見つかりませんでしたが、危険を未然に防ぐためしっかり監督していかなければなりません」

記者は北京で最大の糧油卸市場のひとつである朝阳盛华宏林粮油市场に行った。そこで売られていたのはほとんどが東北の米だった。そこで米を売っていた業者が言うには「北京人は東北の米がおいしいと思っている。味が繊細で粘り気があるから」だそうだ。
この市場の責任者の話によると、一日の販売量は1800トンで、その内訳の約80%が東北3省から来たもので、残り15%が安徽省・江蘇省の長粒米で、残り5%が天津・唐山の米である。市場に運ばれる米には“商户准入”、“商品准入”、“监督管理”の3つのチェックポイントがあり、それには業者の“资质核查”、経営者の“购销台账”や米の“质量安全证明・产地证明”や“委托授权书”が必要である。また当該市場では品質検査所を設けており、必要があれば売られている米に対して調査を行っている。

今回新京報記者が調べて知ったこと。毎年北京に5万トン余りの米を供給している大手の黒竜江北大荒集団が、今後はさらに2000万亩規模の優良水質の水稲基地を立ち上げ、全工程の監督管理を目指していくという。

−米の選び方−
まずラベルをよく見る。袋に書かれた内容をよく読む。生産企業・生産日・品質保証期間・品質等級・「产品标准号」を確認すること。
それから色つやを見る。粒がそろっているか、割れ米や黄色い米が混じっていないか。古い米は色が暗く粘り気がない。表面に灰色の粉がついたり白い縞があるものや虫がついていないか気を付ける。
最後に硬度を見る。米が固いのはタンパク質が多く含まれているから。新米は透明度があり古米より固い。

………
米の汚染については百度に詳しい。イタイイタイ病と疑わしい初期症状が出ている村の名前も載ってる。汚染地域も中国全土に結構広がってる。やっぱり見なきゃよかった。
http://baike.baidu.com/view/5216414.htm?subLemmaId=5244877&fromenter=%B4%F3%C3%D7%EF%D3%B3%AC%B1%EA&redirected=alading
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