北京 故宮の屋根の飾り 走獣・小獣 騎鳳仙人 垂獣 套獣
紫禁城や王府の屋根にはたくさんの住人がいる。棟の両側で鎮座している“鴟吻chiwen”の他に、下り棟のライン上にも動物のような装飾物がちょこちょこ乗っている。
これらは“走兽”と言う。また“小兽”“戗脊兽”“垂脊兽”“蹲兽”などとも呼ばれる。更に、一番先頭の鳳凰に乗った仙人まで含め“仙人走兽”と言うまとめた呼び方もある。(いろんな呼び方があってホント困る…)
格の高い建物ほど、この“走兽”たちがたくさん乗っている。基本的に奇数乗せることになっているのだが、紫禁城の太和殿だけは10匹乗っている。格が違うから。
先頭で引率しているのは、“骑凤仙人”または“仙人骑凤”と呼ばれる鳳凰に乗った仙人。これは10の数に含めない。なぜ鳳凰に跨った仙人が先頭に居るのかと言うと、戦で逃げ場を失った齐闵王が突然現れた鳳凰に助けられたという、災いが福に転じた縁起のいい話から来ているという。
で、その仙人の後ろに10体、それぞれ“龍”“鳳”“獅子”“天馬”“海馬”“狻猊suanni(さんげい)”“押魚(または狎鱼。おうぎょ)”“獬豸xiezhi(日本語では“獬”しょう)”“斗牛”“行什hangshi(こうじゅう)”と続く。
(ちなみに天馬と海馬の順番は入れ替わり可能。また獬豸と押魚も入れ替わり可能)
天馬と海馬…天にも海にも、世界全体に威厳と徳が及んでいる象徴。
狻猊…古代の本によると獅子と同じような猛獣であり、また“龍の9人の息子”の一人でもある。虎も豹も食うという百獣の王。
押鱼…海の獣。雲を起こして雨を降らせるという、火事から守ってくれる神。
獬豸…角が一本で神羊とも呼ばれる。勇猛で公正である象徴。
斗牛…伝説の生き物、角を持つ小さな龍。雲を起こして雨を降らせる、鎮火と防災の守り神。
行什…人の姿をした、サルの顔を持つ羽の生えた獣。“压尾兽”のこと。
この10体の列の後ろには、更に“垂兽”という、姿の大きい、細い鋭いツノを持つ動物が並んでいる。
また、この下り棟の先端の梁には“套兽”もいる。(骑凤仙人の真下)
太和殿の屋根には全部でどれだけの吉祥獣がいるのか?
仙人騎鳳・走獣・垂獣と套獣は屋根2層分で104体、それにてっぺんの鴟吻2体足して、106体ということになる。答えは106体。
と思ったら、“合角吻"または“合角兽”と呼ばれるのがまだ下の屋根に8体いるのだそうで、正解は114体だそう。
太和殿ってすごい!屋根だけでもなんて賑やかなんだろう。

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これらは“走兽”と言う。また“小兽”“戗脊兽”“垂脊兽”“蹲兽”などとも呼ばれる。更に、一番先頭の鳳凰に乗った仙人まで含め“仙人走兽”と言うまとめた呼び方もある。(いろんな呼び方があってホント困る…)
格の高い建物ほど、この“走兽”たちがたくさん乗っている。基本的に奇数乗せることになっているのだが、紫禁城の太和殿だけは10匹乗っている。格が違うから。
先頭で引率しているのは、“骑凤仙人”または“仙人骑凤”と呼ばれる鳳凰に乗った仙人。これは10の数に含めない。なぜ鳳凰に跨った仙人が先頭に居るのかと言うと、戦で逃げ場を失った齐闵王が突然現れた鳳凰に助けられたという、災いが福に転じた縁起のいい話から来ているという。
で、その仙人の後ろに10体、それぞれ“龍”“鳳”“獅子”“天馬”“海馬”“狻猊suanni(さんげい)”“押魚(または狎鱼。おうぎょ)”“獬豸xiezhi(日本語では“獬”しょう)”“斗牛”“行什hangshi(こうじゅう)”と続く。
(ちなみに天馬と海馬の順番は入れ替わり可能。また獬豸と押魚も入れ替わり可能)
天馬と海馬…天にも海にも、世界全体に威厳と徳が及んでいる象徴。
狻猊…古代の本によると獅子と同じような猛獣であり、また“龍の9人の息子”の一人でもある。虎も豹も食うという百獣の王。
押鱼…海の獣。雲を起こして雨を降らせるという、火事から守ってくれる神。
獬豸…角が一本で神羊とも呼ばれる。勇猛で公正である象徴。
斗牛…伝説の生き物、角を持つ小さな龍。雲を起こして雨を降らせる、鎮火と防災の守り神。
行什…人の姿をした、サルの顔を持つ羽の生えた獣。“压尾兽”のこと。
この10体の列の後ろには、更に“垂兽”という、姿の大きい、細い鋭いツノを持つ動物が並んでいる。
また、この下り棟の先端の梁には“套兽”もいる。(骑凤仙人の真下)
太和殿の屋根には全部でどれだけの吉祥獣がいるのか?
仙人騎鳳・走獣・垂獣と套獣は屋根2層分で104体、それにてっぺんの鴟吻2体足して、106体ということになる。答えは106体。
と思ったら、“合角吻"または“合角兽”と呼ばれるのがまだ下の屋根に8体いるのだそうで、正解は114体だそう。
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