北京 東四北大街の街づくり 万寿寺の改修工事

北京の街の景観づくりについて。
このたび話題になったのは東城区の东四北大街。この辺りはどっちに行っても有名どころで、観光や街歩きに打って付けなので、こういうのを読むとじっとしていられなくなる。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2020-11/05/content_792137.htm?div=-
东四北大街の景観工事は8割方完成した。電線管を埋設し、花壇など緑化スペースを整え、安堂药店、北新桥信托商行、东四卤煮店、精时钟表店など歴史的建築物の改修もすでに完了、街の風情を引き立てている。
歴史的景観を再現するため、設計士は歴史や建造物の資料を大量に集め研究した。それには映像も含まれ、例えば50年代の映画「风筝」に映る东四南や北大街の建物の外面や窓や門の参考にした。
建造物といってもいろんな時代のものがある。それぞれの建物の外観を取り戻すため様々な時代の写真を参照し、いつの時代のものか確認し、传统・民国・新中式・现代と4時代の様式に分けて再現工事を行った。
再現するにあたり、まず4タイプ16種類のデザインを用意し、店舗側に自由に選んでもらうようにした。レンガの積み方ひとつにも淌白・丝缝・干摆などから選べる。女儿墙(屋根の上に造る壁。屋上の壁)も月白软心・各类砖雕・十字花墙・铜钱花墙など20数種類から選べるようにした。屋根の下の「挂檐板」のデザインにもこだわり「万字不到头(萬字紋)」や「云纹(雲紋)」もしくは字を彫り込むなど趣向を凝らした。それぞれ異なるデザインの店舗であるが、街全体が調和し統一感のある街並みになっている。

永安堂药店は「传统拍子式铺面房」。「临街面是平屋顶,门上面有挂檐板,上作朝天栏杆」という特徴的な店舗構造になっているが、これが东四北大街の伝統的な商業建築物の形。
挂檐板には「鎏金(アマルガム鍍金)」を施しさらに「实与名副,财以道生」の家訓を彫り込んだ。

精时钟表店は「前店后厂」「前店后居」構造。壁の煉瓦の積み方は「五进五出」という工法。これはもともとセメントで覆われ隠れていたが表面を除去した際に現れた。

北新桥信托商行は、民国時代の特徴的な「线角(モールディング)」と、門や窓を再現した。昔は北京に多く見られた「信托商店(質屋のような店)」、自転車を預けたことに由来し自転車の銅製模型を設置した。
…………
“京西小故宫”と称される万寿寺の“百年大修”が大詰めを迎える。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2020-11/18/content_793059.htm?div=-1
北京艺术博物馆は万寿寺にある。万寿寺では126年以来の大規模改修工事が行なわれていたが、これが終われば北京艺术博物馆として再オープンする予定。10万件にも及ぶ歴代の芸術品を見ることができるようになる。
2017年からスタートしたこの工事、コロナ禍により6か月ほど遅れたが、冬になる前に木造建築の修理を終わらせる。活躍しているのは30数名の木工师傅。傷んだ柱を根継ぎ(墩接)したり、垂木(檩)や桁(枋)を取り換えたりしている。
また、春になったら貴重な大雄宝殿の仏像の修理に着手、来年6月に完了する予定。
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