北京 入国者隔離措置 外国人も健康宝 ワクチン臨床試験 検疫は正直に

百年に一度の危機って言われると、すごいものに出くわしてしまったと思う。新京報も薄くなってしまったけど、当時の北京がどんな感じだったのか興味があるところを読んでみた。

ちなみに北京はコロナが流行ってから今までの時系列を4つに分けて対策をしてきたそうだ。
北京で最初に患者が見つかったのは1月19日。
第1段階が1月19日~1月31日、武漢市や湖北省経由で感染が広がった時期。
第2段階は2月1日~2月28日、海外の感染者経由と市内感染が混在した時期。
第3段階は2月29日~3月30日、帰国した人が中心だった時期。
第4段階は3月31日~。海外経由の病例も減少。「外防输入,内防反弹」(持ち込まない、再流行させない)の時期。

3月12日の記事。10日から「非疫情严重国家」からの入国者に対し14日間の「居家观察」または「集中观察」が始まった。自宅がある人に対してはその区の専用車が自宅のある小区まで移送する。決まった住居が無い人に対しては各区の専用車が「集中观察点」に移送する。ビジネスや短期来訪の人に対しては専用車が指定ホテルに送る。自宅から自家用車で迎えがあった人に対しては「接机人员和旅客详细信息」に記録し、「承诺书」の署名をすれば帰宅が認められる。帰宅者の場合、小区に着いたらまず「街乡」「社区」の入り口で「居家观察告知书」を受け取り、14日間の「居家观察」の内容を確認したうえで「居家观察承诺书」に署名をすること。

3月13日の記事。中国における今回の感染はピークを越え、新たな感染者数は減少したが、マスクや消毒液などの「防疫物品」が不足している。この1か月、全国市场监管部门は延べ700万人の执法人员を動員し、偽造や品質不良など問題のあるマスクを8066万枚、消毒液など衛生用品を37万件摘発した。罰金金額は2.3憶元(≒35億円)、公安に移送された案件は598件。

3月17日の記事。北京市は3月16日0時よりすべての入国者を「集中观察点」に移送し14日間の集中観察を行うと発表。費用は自己負担。70歳以上の老人・未成年者・妊婦・基礎疾患のある人などで、同居者のいない自宅住まいの人に限り申請をすれば自宅観察ができる。
北京市は16の区内で営業するスーパー・ショッピングモール複数(調査ポイントはトイレノブやエスカレータ手すりなど)と、地下鉄駅24か所と、地下鉄車両12か所(座席や手すりなど)でコロナウイルス汚染状況を調べたところ、すべて陰性だった。

3月16日の記事。入国する際に提出する「健康申明卡」について。紙の「健康申明卡」の場合、機内で乗務員から受け取るか、検疫審査のところにあるので記入して提出。もしくはネットでも申告できるので「海关旅客指尖服务」と検索して入力をする。必ず漏れなく事実だけを記入すること。「健康申明卡」のデータは地方の卫健部门に逐次送られ追跡調査のために共用される。

3月16日の記事。《关于进一步加强国境卫生检疫工作 依法惩治妨害国境卫生检疫违法犯罪的意见》の発表。例えば症状があるのに飛行機で帰国して同乗者に感染リスクを負わせた場合など「妨害国境卫生检疫罪」に問われる。
※仮に伝染や危険をもたらした場合、三年以下の有期徒刑(有期懲役)か拘役(拘留)、または罰金かその併科。
1・检疫传染病染疫人(検疫感染病の感染者)または染疫嫌疑人(感染の疑いがある人)が健康申报・体温监测・医学巡查・流行病学调查・医学排查・采样等など検疫措置、および隔离・留验・就地诊验・转诊など衛生措置を拒否した場合。
2・検疫感染病感染者または感染の疑いがある人が「健康申明卡」などにおいて事実を隠すまたは偽造や改ざんなど事実を偽った場合。
3・申告が必要な微生物・人体组织・生物制品・血液などにおいて、感染病伝播の可能性があるため申告をしなければならないと知っているまたは知っていなければならないにもかかわらず検疫を逃れ国内に持ち込むまたは輸送した場合。
4・交通機関で検疫感染病感染者または感染の疑いがある人が発見された際に、交通機関の責任者が検疫や衛生処理を拒絶した場合。
5・検疫感染病が流行してる国および地区と往来する交通機関において 「非意外伤害死亡(原因が推定できない死亡)」「死因不明」が出た際に、交通機関が故意に隠した場合。
6・「国境卫生检疫法」などの法律に従うことを拒否した場合。

3月19日の記事。帰国の途中で感染する可能性がありますから、どうしても帰国しなければならない場合以外、留学生は帰国をしないでください。現地の法律をよく守り、外交部・中国疾控中心・北京疾控中心官网の情報を確認してください。
 
3月17日の記事。中国临床试验注册中心にて新型コロナウイルスワクチンⅠ期臨床試験の仮登録を行うことになった。被験者はコロナに感染していない人で、対象年齢は満18~60歳。グループに分け低量・中量・高量のワクチン接種を行った。被験者は108人、研究は6か月かかる。

3月23日の記事。中国では多くの地域が「低风险地区」になった。
※风险等级评定标准:
1.低风险地区:无确诊病例,或连续14天无新增确诊病例。
2.中风险地区: 14天内有新增确诊病例,累计确诊病例不超过50例;或累计确诊病例超过50例,14天内未发生聚集性疫情。
3.高风险地区:累计确诊病例超过50例,14天内有聚集性疫情发生。

3月23日の記事。军事科学院军事医学研究院科研团队は武漢でコロナワクチンのⅠ期臨床試験を始めた。被験者募集中で近日中に接種が行われる。

3月24日の記事。北京海关では「健康申报」と「健康申明卡」の二重チェックをしている。红外测温と点温枪测温(非接触型体温計によるおでこ検温)のほか、水银温度计も使っている。機器に対し一日5回正確度チェックを行っている。現場では专业人员が巡回しており発熱のある人や元気のない人や咳をしている人がいないかを見ている。
また厳しいチェックをするために旅客に対し基本信息・传染病症状・旅行史・居住史・接触史・暴露史などを質問しており、疑わしい場合追跡調査ができるようにしている。症状がある人に対し「鼻咽拭子」(鼻咽頭スワブ)で検体を採取して「新冠病毒核酸检测」(コロナウイルスの核酸増幅検査、PCR)を行う。新冠肺炎确诊病例・疑似病例・密切接触者・有发热和呼吸道症状者は定点医院か地方の联防联控机制に移送され観察隔離の対象となる。

3月24日の記事。北京第二外国语学院は北京が言語ボランティアを募集していることを知り、学内の英语学院・日语学院・亚洲学院・欧洲学院・高级翻译学院など9学部から英・韓・日の言語ボランティアを募り、首都机场T3航站楼や新国展集散点で活動をしている。
※北京二外の学生775名が現在43か国で留学中。大学側は常時各学生と連絡を取り、情報を提供している。

3月25日の記事。湖北武汉解封。
国际奥委会需要在不同的状况下采取措施,在与东京奥组委、日本政府和东京都政府讨论后,完成疫情对奥运会冲击的评估,决定推迟东京奥运会至2021年夏天举行,延期后的奥运会名称仍保留“东京2020奥运会”第32届夏季奥林匹克运动会原计划于今年7月24日-8月9日在日本东京举行,有来自206个国家(地区)以及难民代表队的11000名运动员参加。

3月25日0時より北京におけるすべての入国者に対し「集中隔离观察」とPCR検査を行う。集中隔離に適さない人については先にPCRを行い陰性であれば「在宅隔離」を認める。入国までの経歴を詐称し集中隔離を逃れた場合は法に基づき厳しく処罰する。北京边检は違反した外国人4名に対しすでに入国不許可の処分を行った。
  
3月31日の記事。北京の小中高校で「线上学科教学」(オンライン授業)が4月13日より始まる。教材は有線テレビ・ネット配信と同じペースで配布され、一つの授業ごとに授業内容とパワーポイント資料と宿題等が提供され、先生に質問することもできる。学生の教材は4月13日までに届けられる。授業は「市级课程资源」(北京市指定の教科内容)のほかに、区や学校でまとめた教材を使うこともできる。北京にいない学生は「电子教材」(デジタル教材)を使う。
一日あたりの授業は半日を超えないこと、小学校の授業は一コマ25分を超えないこと、中高は35分を超えないこと。また先生の指導のもと「眼保健操」を行うこと。授業の取り方は生徒に任せ、皆が一斉に見なくていい。

3月31日の記事。現在北京では900万人が「北京“健康宝”小程序」(北京市内の感染状況が確認でき、出勤や外出が安全かどうかの情報を色分けで教えてくれるプログラム)を利用している。この度「境外人士使用版」(外国人版)が加わった。微信・支付宝の画面の検索欄に英語でHealth kitと入力し、「相应证件号」を入力し「证件关键信息页」を撮影して添付すれば(例えばパスポート番号と顔写真の載ったページの写真なんだろうと思う)、外国人でも自分の状況を調べることができる。「健康宝」は個人データを集めたビッグデータによる総合判断をするものであるが、個人情報に配慮したものであり、個人情報を収集するものではない。「公路卡口」(交通检查站や治安检查站と呼ばれる路上に設置された設備で、撮影などの記録をとっている)・民航・鉄道などを通じて、北京に出入りする人数、外地からの感染、通勤者がルールを守っているかどうかを分析し、携帯画面に“绿色状态”を示すことで、現状がわかるようになっている。画面にポップアップ通告が出る件について問い合わせがあるが、過去14日間北京に出入りせず社区にも報告していない場合「あなたの状態を確認できません」と通告が出る。

4月1日の記事。本日より「无症状感染者」の状況も公開する。「无症状感染者」は14日間の集中隔离を行い、原則的にはそのあとも2回24時間ごとにPCR検査をし、陰性であれば隔離を解くものであり、仮に陽性であれば再度集中隔离を継続し医学観察を行う。「无症状感染者」の「密切接触者」に対しても14日間の隔離観察を行う。

4月2日の記事。清明節に北京市を出入りする人は自宅で14日隔離。
北京では毎日延べ23.7万回シェアサイクルの消毒が行われている。市では消毒基準を作り特にハンドル・サドル・鍵を重点的に消毒するよう指導している。現在北京のシェアサイクル台数は85.4万台、居住区やビジネス区の自転車利用量は昨年の60%までに落ち着き、自転車数のだぶつきはなくなった。
  
4月3日の記事。3月31日時点で、海外留学している中国人学生でコロナ感染したのは36名、比較的適切な治療を受け11人がすでに退院した。中国は伊・米・仏・英・独・韓・加の留学生に向けてマスク1100万枚をふくむ「健康包」50万個を提供しており、10日には郵送が完了する。健康包にはマスクのほか消毒液や消毒湿巾など急需物资が入っている。
※海外留学人员总人数160万人。現在国外にいる中国学生の数は約140万人(内訳は米41万、加23万、英22万、独と仏11万、豪と新28万、日と韓18万)

4月4日の記事。北京法院は最近5件のコロナに関する刑事案件の判決を出した。例えば房山に居住する男が武漢から帰京するも事実を報告せず自宅隔離もしなかった案件では「妨害传染病防治罪」で8か月の有期刑の判決が出た。今現在北京ではコロナ関連の刑事事件が36件(46名)結審している。
 
4月5日記事。3月24日より一部国際線において中国に帰国する途中で他国に入国する場合、入国手続き後その地で14日の集中観察を受けることになっていた。彼らが無事に自宅に帰って来れるかについては、現地で観察を受けるとき《指定第一入境点入境进京人员信息表》が発行されるので、観察期間満了後のPCR検査が陰性であれば、この信息表を根拠に事前に自宅のある社区に連絡しておくことで、問題なく自宅に帰ることができる。仮に空港・駅・公路卡口で引き留められた場合は「集中观察期满证明」を提示することで足止めされない。帰宅後に「居家观察」を行う必要はないが、社区の「健康监测管理」下になるので異常があったらすぐに社区に報告すること。

4月7日の記事。海关总署卫生检疫の発表によると、最近はほとんど改善されたがそれでもごまかして通り抜けようとする人がいる。海关は法に基づき警告するかまたは最高3万元の行政处罚を行うが、重大な場合は司法机关へ送り刑事责任を問う。『違法者には“一处失信,处处受限”(一度信用を失うとどこに行っても制限を受ける)を身を以って知ってもらいます。』
1・処罰を受けた者は海关失信旅客ブラックリストに載る。出入国するときは荷物に対し100%の確率で係員による厳重なチェックが入る。同行者の荷物も同様に厳重チェックをする。
2・処罰を受けた者が国外に郵便物やEMSを送るとき、100%の確率で開封され厳重チェックが入る。
3・処罰を受けた人物が、信用管理企業の対象になっている会社の法定代表者・重役・財務責任者・ 通関や税務の責任者である場合、この人物の違法行為の情報が、税関が認定する企業信用度の参照データに記載される。
(……などなど、業界の信用スコアが査定される際その人のデータが必ず参照データに挙がるようになるとか、違法行為がメディアで晒されるとか、その人が輸入を行うとき通関の検品が厳重になるなど、厳しいことが書いてあります)

4月10日の記事。北京は「一级响应机制」(一級レスポンスシステム)を採用。爆発的な感染を防ぐため入国するすべての人に対し、集中隔离观察とPCR検査を行う、いわゆる“双全”を行う。
日本发布“紧急事态宣言”并不等于“封城”。

4月12日より、北京でホテルに宿泊する場合、7日以内の「内核酸阴性的健康证明」を持っており、「全国健康通行码」か「北京健康宝」上で異常なしの表示が確認でき、北京市内に連絡が付く人がいることが条件になる。またホテル側の健康管理を受け入れること。

4月13日、国家药监局は北京科兴中维生物技术有限公司の「灭活疫苗(不活性化ワクチン)」の臨床試験を認可した。認可されたのは2種類の不活性化ワクチン。
中国で初めて臨床研究に入ったのは陈薇院士团队が開発した「腺病毒载体疫苗(アデノウィルスベクターワクチン)」。4月9日より第二期治験ボランティアを募集する。

4月14日、科兴控股生物技术有限公司が開発中のワクチンの近況を説明。科兴は1月28日よりワクチン開発に着手、今は動物に接種し良好な免疫反応を得られるところまできた。科兴が研究しているのは不活性化させた新型冠状病毒(CZ株)をVero細胞に接種し、ウイルスを培養し不活性化させ、純化し、アルミニウムアジュバントに吸着させるもので、防腐剤や保護剤を添加しないもの。今、ワクチンは中国食品药品检定研究院の検定を受けているところで、もうじき臨床試験が始まる。国家药监局の下、GCPおよび関連法規に基づいた臨床試験を行うことになっている。
3種類のワクチンについては緊急認可により臨床試験に入った。正式な供給がいつになるかについて、臨床試験は通常3つの段階に分かれそれぞれかかる時間が異なる。緊急事態であるとしても安全で有効な評価基準を下げることはできない。

4月15日の記事。4月12日に国家药监局は中国生物武汉生物制品研究所と中国科学院武汉病毒研究所が共同で研究している不活性化ワクチンの臨床試験を認可した。

4月17日の記事。北京科兴中维生物技术有限公司、国药集团中国生物技术股份有限公司と傘下企業によって研究開発が行われている不活性化ワクチンが13日に認可された。北京市は全力で開発を後押しする。克尔来福TMと名付けられたこのワクチンの、Ⅰ期临床研究は江苏省徐州市で正式にスタートし、第一グループのボランティア被験者はすでに接種を受けた。このグループは全部で144名、18~59歳。Ⅲ期臨床試験が終わってから販売認可の申請をする。科兴はすでにワクチン生産工場を建設中で今年中には生産条件が整う。

4月17日。高校3年生は4月27日より、中学3年生は5月11日より学校で授業が始まるので準備をしてください。
国家统计局最新公布的数据显示,一季度我国GDP增长同比下降6.8%。
配達業者が小区の中に入って配達を行うためには、健康宝で緑の色の表示が出ており、入場証を所有しており、体温が正常な人に限る。配達は「“无接触”配送」を行うこと。
 
4月20日の記事。20日より北京儿童医院の互联网诊疗活动が正式に始まった。患者はスマホでオンライン診療を受け、処方薬は配達サービスが利用できるようになった。
今後、以下の8つの分類に属する人は必ずPCR検査を受けること。
1・コロナ患者の密接接触者
2・発熱外来で診察を受ける人
3・急病で入院治療を受ける人
4・入国者
5・武漢から来た人。隔離期間が満了になる前に検査を受けること
6・中央政府や国家機関に属する人員で、出張先から北京に戻ってきた人
7・北京にやってきてホテルに泊まる人
8・高3と中3、教師や学校職員で北京に戻ってきた人。14日の隔離後にPCR検査をうけること。

4月28日記事。昨日は北京市内の高校3年生が授業再開初日。
《北京市文明行为促进条例》の採択、6月1日より実施。
北京一季度GDP降6.6%

5月9日の記事。北京は約5万人の高校3年生が授業を再開した。141名の発熱があったもののコロナ感染ではないことが確認されている。中学3年生は5月11日の授業再開を目指している。

5月11日の記事。「重组腺病毒载体疫苗」と4件の不活性化ワクチンが国家药监局の認可を経てⅠ期とⅡ期を合わせて臨床試験を行うことになった。被験ボランティア2575人(Ⅰ期539人、Ⅱ期2036人)がすでに接種を終えた。

5月12日の記事。北京は「疫情防控第四阶段」に入ったので今後は「外防输入,内防反弹」に努める。
北京のPCR検査機関は67か所に増える予定。一日で48000件の検査が可能に。

最近。中国ではすでに消费券(商品券給付)が190多亿元(≒2900億円)分発行された。
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