北京 2019年PM2.5平均値42μg 大気汚染年間報告

1月3日、北京市生态环境局より2019年大気汚染年間報告があった。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2020-01/04/content_775907.htm?div=-1

2019年北京のPM10年間平均濃度は68μg/m3、
PM2.5年間平均濃度は42μg/m3、
二酸化窒素年間平均濃度は37μg/m3、
二酸化硫黄年間平均濃度は4μg/m3。

PM10および二酸化窒素の数値は初めて国家二级标准(それぞれ70 μg/m3、40μg/m3)に抑えられた。
ただし、北京の大気汚染の主要物質は依然PM2.5であることに変わりなく、国家标准(35μg/m3)を20%も超過している。だが、7年連続で減少しており、2013年観測時の89.5μg/m3から42μg/m3まで下がったことは新記録になる。

「严重污染日」については一年を通じて一度も発生しなかった。
「重污染日」は4日あった。
「优」「良」日数は240日(全体の65.8%)であり、その内訳は一級日が85日、二級日が155日だった。

※空気質指数AQIに基づく中国式名称。
AQI:0~50:一级「优」
AQI:51~100:二级「良」
AQI:101~150:三级「轻度污染」
AQI:151~200:四级「中度污染」
AQI:201~300:五级「重度污染」「重污染」
AQI:301~499:六级「严重污染」
AQI:500~  :「极重污染」いわゆる「爆表」

PM2.5の月別変化について。
5~9月の平均濃度は基本的に国家空气质量二级标准を満たしており、特に8月は23μg/m3で観測以来最も低かった。反面、秋冬はいまだ高い傾向にあり他の時期に比べ33.3%高い。4日間発生した「重污染日」はすべて秋冬期間に発生した。

2019年と2013年の比較。
二酸化硫黄、PM2.5、PM10、二酸化硫黄のそれぞれ減少率は、85%、53%、37%、34%。二酸化硫黄の減少率が一番高い。

2013年から2019年にかけて大気の質は明らかに向上している。
2019年基準値を満たした日数は240日で、2013年に比べ64日増えた。
「重污染」日については2013年の58日から2019年の4日まで54日も減少している。
2019年は連続280日間、PM2.5の重污染日が発生しておらず、これは2013年の87日間という記録を大きく超えている。

北京市全体におけるPM2.5の“南高北低”傾向について。
2013年南北差は63μg/m3もあったが、2019年の南北差は23μg/m3まで縮小。

交通汚染の問題は依然大きい。
2019年交通要所における二酸化炭素、PM10、PM2.5を市平均数値と比較すると、それぞれ48.6%、8.8%、9.5%も高い。
二酸化窒素においては市平均数値より17~21μg/m3高い。

北京の経過。
汚染物質濃度は徐々に下降している。2004年初めて二酸化硫黄の国家二级标准の条件を満たした。2019年初めてPM10および二酸化窒素の国家二级标准の条件を満たした。
現在、PM2.5は依然として国家二级标准を超えたままであり、北京の大気改善は長い道のりであるといえる。

PM2.5について、北京市生态环境局副局长の話。
年平均濃度を42μg/m3までに下げるのは大変なことだ。なぜなら減少可能の範囲が年々狭くなっているから。同じ努力でも以前なら3μg/m3下がっていたものが、現在では1μg/m3すら下がらない。また、現在でも気象条件に左右されるところがあり、気象条件が悪いと「重污染」は発生する。今後も長期的努力が必要であり、困難な道のりだ。

北京の大気汚染と気象条件について、清华大学环境学院の副教授の話。
気象による条件改善、つまり“天帮忙”により改善されるのは全体の20~30%であり、残り70%は北京市及び周辺地域との協力、つまり“人努力”であると言える。

北京ではPM1の試験的観測を始めた。(上海、重庆、广州、武汉、兰州でも行われている)
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