北京 自動運転走行テスト

先日のニュースで、アメリカで自動運転の車が実験走行中に事故を起こしたっていうのがあったが、新京報にも投書が載っていた。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2018-03/21/content_714649.htm?div=-1
危険を察知したとき、本能的に動くのが人間というもの。最後は自分でハンドルをコントロールしたくなる。だが人間の本能と相いれないのが技術だ。ビッグデータで高められた技術は複雑な道路状況を判断し自ら答えを出すようになり人類より強大になる。
だが、仮に開発者が数えきれないほどのデータを示し、技術によって導き出される安全のほうが人間の本能を超過していると証明できたとしても、やはり人間というものは感性や直感を信じるだろう。ここで言えるのは、無人運転は今後さらに技術向上するであろうから、将来的に法律や措置が必要となること、そしてその技術は人間の危険に対する回避本能と対峙することになるだろうということ。無人運転は人間の価値観に対する挑戦なのだ………
大体こんなかんじ。
かささぎには難しいことわからないけど、本当に将来自動運転が認められるようになったら、意外とすんなり乗車していそうな気がする。でも、歩行者の立場で無人運転の車を見かけたら、端っこへよけそうな気がする。(駅のホームで並ぶとき一番前に立つのが苦手なタチです)

そういえば昨年中国では自動運転について大きな論争が巻き起こっていたそうだ。
百度公司の首席执行官が、百度无人车を運転している様子をライブ動画で放送したところ、交通違反ではないかと指摘された。実際違反切符も切られたという。

ところで3か月前、北京市交通委は市公安交管局や市经济信息委らとともに、一般道路でのテスト運転に関する条例である《加快推进自动驾驶车辆道路测试有关工作的指导意见》および《自动驾驶车辆道路测试管理实施细则》を発表していた。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2017-12/19/content_706019.htm?div=-1
というのも、北京は自動運転の技術、人材、企業が集中している大都市だから。北汽・北京奔驰・长安汽车などの自動車メーカもあれば、百度・驭势などシステムを作る企業もあり、自動運転の高性能車両や自動運転システムの開発が盛ん。これら技術が交通およびサービスに革新をもたらすよう、このような条例が作られたのだそうだ。

◎大体の内容。
一般道路でテストをするときのドライバーは一定の経験を積んだ者であること。
テストを行う車両に搭載するシステムは自動運転とドライバー運転との両方ができること。
自動運転中どんな状況でもドライバーの運転にきりかえられるよう設定されていること。
車両には監視装置を付けること(ドライバーの運転行為・車両位置・自動運転の状態を監視する)
車両には予知装置を付け自動システムがうまく作動しなくなった時即座にドライバーの運転に代われること。
車両には記録装置を付け、衝突や制御が効かなくなる少なくとも60秒前から停止するまでのデータが記録されること。
車両に必ず保険を掛けること。
事故を起こしたときはドライバーに責任を問い、道路交通安全法など現行法令に従った処理を行うこと。
テストを行う企業や機関には条件を定める。一般道路テストを行う車両は試験場で様々な環境での走行試験を行い専門家の認定を受けた車両のみに限定される。
一般道路テストは指定された区域内で指定された時間帯に行う(市交通委・公安交管局が定めるが、主干道・支路・红绿灯路口など多様な場所が含まれる)。人の多いところやラッシュ時は避ける。

◎清华大学汽车工程系の高级工程师の話。
自動車メーカやシステムの開発企業は自社の試験場を持っていて一般道路を模した道路環境でテストを重ねている。自動運転はいまだ発展途上にあり、不完全だ。企業側は社会にそのリスクを負わせてはならない。
一般道路でのテストはドライバーを乗せることで突発的トラブルに対応する。ドライバーの判断が遅れる可能性もあるため、安全をどう確保するのか関連部門や企業には考えてもらいたい。
中国では自動運転に関する法律はない。これが研究の妨げにもなっている。この度北京で条例を出したことはいい例になるのでは。
一部企業が近年中に自動運転車を量産すると公言していることについてだが、融資を受けるため宣伝するのは急ぎすぎ。自動運転は時期尚早であり、もっと慎重であるべきだ。自動運転の基本はドライバーの経験不足を補うことであり、ハンドルをコンピュータに預けるという意味ではない。

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