汚染のイメージに負けたくない

帰省していた娘のインコは、死んでしまったペットの屁屁について一言も触れなかった。まだ日が経っていなかったから当然だった。下手に口に出したらきっと二人で泣いてしまう。お互いそういうのは避けたかった。

インコの帰省は10日間だった。研修で半分不在にしていたし、空いてる時間はお友達と外出していたので、一緒にいられたのは例の日帰り旅行のときだけだった。
会ってくれたお友達たちには心から感謝したい。中学や高校時代の友情がこれからも続いてほしいって心から願う。

その後インコは慌ただしく帰っていった。船に乗ったり、サークルやバイトに行ったり、ダイビングライセンスを取りに行ったり、予定がぎっしり詰まっているのだそうで。休みの間に体験しておいたほうがいいものってあるのだろうから、せいぜい体に気を付けて頑張ってほしいと思う。ラインで時々報告してくれるのが楽しみ。

ペットには死なれるし、子供はさっさといなくなるし。心配してくれたのは、かささぎの親とご近所のママ友だった。心配されているというよりは、大人的にそっと見守ってくれているという感じ。本当に有難いのだけど、心配かけて御免。なんか申し訳ない。

ということで、自分を忙しくすることにした。
ほどほどに忙しいのが理想なのだけど、たまたま用件が重なってしまい、いきなりオーバーワークになってしまった。テンパると時間の流れとか作業の優先順位がわからなくなる。冷静を欠いてしまったのは失敗だった。
無責任なことはしたくないし、消化不良を起こすのはもったいない。
日頃から、自分をもっと鍛えておかないといけないなあと思った。

………
先日、たまたま電話で北京のお年寄り、李老と話をした。
「あんたはいい人だってわかってるよ」
李老はそういう。
「日本人は礼儀正しいしね。これ、日本のいい点ね。だけど…」
雲行きが怪しい。電話口で日本の評価なんてやめて頂戴、とかささぎは思ったのだけど。
「日本の良くないところはね…。あれでしょ」
あれってなんだい。政治的なこと、言わなくていいからね、とかささぎは思ったのだけど。
「汚染されてるからねぇ」
えーっ。そこかい???

結局李老の真意をくみ取れなかったが、たぶん、かささぎの電話を迷惑に思って二度とかけてこないようワザとこう言ったのだと思う。もう何年も連絡していなかったから、その間に何かがあった可能性もある。

仮に日本の食品が放射能に汚染されてるって信じ込まれているのだとしても、いきり立って反駁することもあるまい。相手は80歳の人生の大先輩なのだから。
(こういう面倒なことになったとき、かささぎは『是吗…,是吗…』でやり過ごすことにしている)

李老との電話はショックだったが、でもやっぱり面白かった。ズバズバ物を言う中国人にかささぎはやっぱり感心する。勉強になる。李老の心の安寧を願い、もう二度と電話することはないと思うけど、他の中国人からはもっと違う言葉を聞いてみたいと思った。中国のお友達、たくさん作りたいなあ。

汚染のことも気になったが、実は「日本人は礼儀正しい」と言われたことも気になっている。
判を押したような誉め言葉じゃ物足りない。ズバズバ褒めて。もっと日本を見て。

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