北京 蝉(せみ)の種類 蒙古寒蝉(伏天兒) コマゼミ

夏の北京で特徴的な声(すきーよ、すきーよって聞こえる)で鳴くあの蝉。名前がずっと分からなかったのだけど今回やっと調べがついた。あの蝉は北京語で「伏天儿」と呼ばれており、その正式な名称は「蒙古寒蝉」という。蒙古とは言っても、中国全土に分布する蝉なんだそうだ。学名はMeimuna mongolica。日本語では「コマゼミ」と言う。

虫の名前は難しい。
見つけた新聞記事。北京の代表的な虫について説明してある。
http://bjwb.bjd.com.cn/html/2012-12/17/content_31830.htm

蝉の事を「知了」と言う。北京語では「唧鸟儿」「季鸟儿」と言う。ジジジと声をたてるとか、夏の季節しかいないとか、鳥のように飛ぶ大きな虫、という意味からそう呼ばれる。北京の蝉は十種類余り存在すると言われている。

①黑蚱蝉。街中によくいる。学名はCryptotympana atrata Fabricius。スジアカクマゼミ。夏の盛りに一番よく見かける蝉。あまりにも多いので北京人が言う「唧鸟儿」とはこの蝉のことを指している場合もある。
街でよく釣竿(自転車のタイヤを焦がして作った自作トリモチを先に塗りつけてある)にひっつけて獲っているのはこの「黑蚱蝉」。捕まえるには慣れとコツが必要で、失敗すると逃げられるだけではなくオシッコをひっかけられる。

②伏天儿。蒙古寒蝉。学名Meimuna mongolica。コマゼミ。黑蚱蝉より後から出てくる。夏の後半から初秋にかけて大量に発生。その時期はまさに“三伏天”、酷暑続くこの時期に“伏天儿-伏天儿”と鳴く。正式の名称は蒙古寒蝉。黑蚱蝉より一回り小さい。体の色はきれいな黄緑色。
中学の教科書で“寒蝉凄切”の一文を習うが、その寒蝉は鸣鸣蝉の事を指していて、この蒙古寒蝉とは全然違う。

③鸣鸣蝉。俗名は乌英哇。Oncotympana maculaticollis Motsch。ミンミンゼミ。この蝉が出てくるのはもっと遅く、8.9月頃に増えてくる。雪さえ降らなければ10月まで生きる。鳴き声は“乌英-乌英-乌英-乌英-哇……”で“哀怨”を感じさせる。古人は“凄切”しみじみと寂しいものの象徴とした。(それって日本人の「もののあはれ」に近い。でもミンミンゼミって、夏真っ盛りの、すごく元気なイメージがある。お国が変われば感じ方も変わるってことなのだろうか)

④蟪蛄。俗名は小热热儿。Platypleura kaempferi。ニイニイゼミ。北京では一番早い蝉で6月には鳴きはじめる。この蝉は山の近くにいるので街中の人が見る機会が少ない。

この記事にはトンボやコオロギの事も書いてあるのだけど今度読むことにした。

今回検索していたら何度も「寒蝉鸣泣之时」が出てきた。見たことがないので何も言えないが、結構中国で人気あるのじゃないだろうか。この記事の説明通りに解釈すると「ミンミンゼミがなく頃に」になってしまう?ちなみにヒグラシは中国語の学名で「螗蝉」と言う。やっぱり虫は難しい。

ついでに。蒙古寒蝉のにぎやかな声がたくさん聞こえてくる映画「雷雨」:
http://www.56.com/u14/v_MjI3MTI3MTU.html
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