北京 散歩に飽きない北京 たくさんある王府  

清朝12皇帝合わせると皇子が113人(皇女は82人)誕生している。紫禁城で生まれた皇子は数え年6歳から尚書房(上書房)というところで教育を受けながら育てられる。幼くして皇帝になる以外、何もなければ成人して“分府”といって、爵位をもらって外で暮らすことになるんだって。爵位をもらった皇子は70人近くになるそうだが、北京市内の王府は40か所ほどしかないそう。数が合わないようだが、王府に移る前に死んでしまった皇子もいるし、“追封(亡くなってから爵位を与える)”の例もあったし、一つの王府をずっと使うわけで(王府は朝廷のもの)、異なる年代に異なる皇子が住んだということもあるから、ということだって。
詳しいことは百度の説明にて。
http://baike.baidu.com/view/953939.htm

北京テレビの「这里是北京」で言っていたが、公開されている王府は5か所あるそう。それって雍亲王府(雍親王府・今の雍和宮)と、恭王府と、醇亲王(醇親王)南府(今の少年宮)と、醇亲王(醇親王)北府(今の宋慶齢故居)と…、あと一つはどこを指している?

王府の場所が市販の地図に全部載っているわけでもないし、間違った記載もあるし、たとえ辿り着けたとしても機関が入っていて見学できるわけないし、面影が全然残っていないところもあるし。普通の雇われ警備の人なら、そんなに怖くないが、ぐんの警備が直立不動で立ってるような場所は写真すら駄目。怪しまれたり、嫌われたり、迷惑をかけたりしないよう、単なるお散歩として、ぶらぶら歩くぐらいが丁度いいのだろうと思う。

以下、行ったことのある王府の場所の記録。
1・淳亲王府(淳親王府):東交民巷正義路5号。公安部の高い壁が続いていて、雰囲気はあまりわからない。寧郡王府の屋敷配置に似ているという。昔、英国大使館に使われた。
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以前散歩したときの話。
http://33665307.at.webry.info/200904/article_12.html
百度の説明。
http://baike.baidu.com/view/23215.htm

2・那王府:宝鈔胡同甲19号。国祥胡同甲2号。見学はできないが、この辺りは胡同めぐりには適したのんびりした感じ。
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以前散歩したときの話。
http://33665307.at.webry.info/200903/article_31.html
百度の説明。
http://baike.baidu.com/view/174401.htm

3・和敬公主府:張自忠路7号。写真禁止エリアあり。
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以前散歩したときの話。
http://33665307.at.webry.info/200905/article_15.html
百度の説明。
http://baike.baidu.com/view/174405.htm

4・和親王府/恭親王府:張自忠路3号の段祺瑞執政府旧址。西隣の敷地は和敬公主府。
もともとこの敷地には2つの王府があった。東側が和親王府で、西側が貝勒斐蘇府(前身は恭親王・常寧(常穎)の王府)。
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以下、百度の説明。
清朝末期に大門以外すべて取り壊し、レンガ・木材製の建物を建て直して、東側を海軍部に、西側を陸軍部とした。
1924年段祺瑞が中華民国臨時政府の執政となりここを執政府とした。
1937年日本の華北駐屯軍総司令部になり、東側の建物が特務機関の興亜院となった。
http://baike.baidu.com/view/177546.htm

5・定亲王府(定親王府):缸瓦市の東側~頒賞胡同の南側。西側は老舗・砂鍋居。東側は礼親王府。百度によるとこの辺りにある九三学社の事務所が当時の建築物だというが、看板すら見つけられなかった。警備がいるので迷惑を掛けないようにすべし。
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6・棍贝子府(棍貝子府):新街口東街31号(積水潭医院内)。病院という環境を気にしないのなら、ちょっとした散歩によい。
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以前散歩したときの話。
http://33665307.at.webry.info/200906/article_29.html
百度の説明。
http://baike.baidu.com/view/174419.htm

7・仪亲王府(儀親王府):西長安街路北側、府右街西側。電報大楼の北側。警備が立っているので邪魔をしてはいけない。たぶん党中央宣伝部。
遊廊と楼閣が残るのみらしい。写真の赤い壁は中南海の壁。
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百度の説明。
http://baike.baidu.com/view/174424.htm

8・端郡王府:平安里西大街路北。中国少年児童活動中心/官園公園。この辺りには他にも誠親王府・質親王府・果親王府があったというが、面影は見つからなかった。
児童活動センター内では子供の虐待問題を取り上げた掲示が目立った。それからバービー人形のイベント(有料)をやっていた。
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百度の説明。
http://baike.baidu.com/view/174430.htm

9・桂公府:朝陽門内芳嘉园11号。立派なレストラン。
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以前散歩したときの話。
http://33665307.at.webry.info/200905/article_18.html
百度の説明。
http://baike.baidu.com/view/174432.htm

10・孚郡王府:朝阳門大街路北137号。(第二代の怡亲王以降の王府と同じ場所。前回取り上げた)
百度の説明。
http://baike.baidu.com/view/174437.htm

11・涛贝勒府(濤貝勒府):柳蔭街27号。今は北京市第十三中学。
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以前散歩したときの話。
http://33665307.at.webry.info/200908/article_3.html
百度の説明。
http://baike.baidu.com/view/174442.htm

12・绵德府(綿徳府):定親王・永璜の長子・綿徳が住んだ。
国立蒙蔵学校旧址。今はショッピングエリアの西単民族大世界。百度の説明。
http://baike.baidu.com/view/174445.htm
以前散歩したときの話。
http://33665307.at.webry.info/200904/article_5.html

13・荣亲王府(栄親王府):鲍家街甲2号。醇亲王(醇親王)南府と同じ場所。前回取り上げた。

14・裕亲王府(裕親王府):台基廠頭条3号。この辺りには他に廉親王府・安親王府もあったという。写真禁止。警備がいるので楽しく散歩できる感じではなかった。
以前散歩したときの話。
http://33665307.at.webry.info/200904/article_11.html
百度の説明。
http://baike.baidu.com/view/953915.htm

15・英親王府:東華門大街路北側・智徳前巷11号。今の北京第27中学。大きい中学校だったが面影は見当たらなかった。
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百度の説明。
http://baike.baidu.com/view/953877.htm

16・僧王府:豆炒胡同。南鑼鼓巷辺りはきっと幾らでも時間つぶしができるところ。
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以前散歩したときの話。
http://33665307.at.webry.info/200903/article_19.html
説明。
http://www.china.com.cn/aboutchina/txt/2008-01/21/content_9561292.htm

17・惠王府(恵王府):富強胡同3号。見学不可。
以前散歩したときの話。
http://33665307.at.webry.info/200906/article_22.html
説明。
http://www.bj616.cn/brief.asp?ID=779

「王府」とは親王・郡王の住む屋敷のこと。これとは別に、貝勒・貝子・輔国公の住む屋敷は「府」と呼ばれ、高級官僚が住む屋敷は「宅」「第」と呼ばれるのだそう。また機会があったらいろんなところをふらふら歩きまわりたい。

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