中国 最近のテレビドラマ 「潜伏」「我的兄弟叫順溜」ほか

最近も新作ドラマが次から次へと放送されている。どっぷりと中国ドラマに浸りたい。今年は建国60周年。「軍旅」電視劇や「愛国主義」電視劇とか呼ばれる部類のドラマもどんどん増えている。

建国55年の年には夏休みを利用して北京に来ていた。
当時もこの手のドラマが花盛りだった。血みどろ、どっかんどっかん系。中国と日本がたたかう話。こんなもの子供に見せられない。眉をひそめた。他に良いチャンネルはないかと思ってテレビのチャンネルを回し続けた。がっかりだわい。中国は変らない。そう思った。

今年も節目の年だから、ドラマの傾向は分かっていた。
でも、かささぎだいぶ中国慣れしました。せっかくタダで見られるんだもの、浴びるほど見たい。日本で見られないもの沢山見たい。エキストラで頑張っている現役兵士の努力も買ってあげたい。でも、もう時間がない。この夏休みかささぎ結構忙しい。その上事情によりリビングを占領されている。チャンネル権すら失ってしまった。

ちょっと全国のテレビ局の番組表を覗いて見た。ドラマを探す。
http://www.tvmao.com/program/CCTV-CCTV1-w7.html

在那遥遠的地方」全22話。
崑崙山が舞台。血みどろ、どっかんどっかん系ではない。「亮剣」の主役を演じた李幼斌が落ち着いた軍人を演じ、「女人一輩子」の殷桃は純粋でひたむきな役を演じている。たった1回しか見ていないけれど、軍の中で働く若者とその親たちの人間模様のお話と言った感じである程度安心してみていられる。

戦北平」全24話。
北平を巡る国民党と共産党の話。結構たたかうシーンがありそう。敵同士になってしまった双子の運命を描いているらしい。一度も見ていない。

狼煙北平」全41話。
阿Qと駱駝祥子が合体したような人が主人公。盧溝橋事件の頃の話。日本兵と、共産党と、国民党が争う。心の準備をしていないと途中でつらくなりそうな気配。チラッと見た所は、主人公が虎妞の雰囲気ある女性に震え上がって逃げ出すところだった。

高地」全32話。
朝鮮戦争の部分もある?女性兵士を巡り、二人の男が競争したり、協力し合ったりしながら人生を歩むお話らしい。雰囲気はどっかんどっかん系でない。ちなみに高地というのは軍事用語。高い所は高地と表現する。例えば98mの山は「98高地」なんだって。知らなかった。

人間正道是滄桑」全50話。
孫紅雷が出ているので見たいけど長すぎる。数週間前までは何処のチャンネルでもよく流していたが、よくわからなかった。国共合作時代から、新中国成立までのお話。主人公は黄埔軍事学校で共産主義に触れその後立派な革命兵士になるし、兄は国民党だし、姉は共産党に理解があるが夫が国民党。三兄弟がそれぞれの道を歩くことになっても「一家人」としてばらばらにはならないという暗示のある話。
このタイトル、毛沢東の七言律詩から来ている。意味は「革命的道路艱難曲折」ということだって。

対手」全45話。
第一次世界大戦から第二世界大戦の間のお話。馮遠征が日本人役(山本五十六のいとこという設定)になっている。留学先のアメリカでであった日本人と中国人の友情愛情が戦乱に飲み込まれていくといった話。心構え無しに見ないほうがいい?。でも気になる。見てみたい。

虎胆雄心」全42話。
敵営十八年三部作の中の第二部。盧溝橋事変後の上海を舞台に、共産党と国民党が協力して抗日戦争に臨む話。日本のスパイも出るらしい。

以上、百度を斜め読み。間違ってたらごめんなさい。

ちょっと前までは「潜伏」が大流行。確かに良かった。偽物の夫婦を演じた孫紅雷と姚晨のときにとぼけたやり取りが面白い。姚晨は目と口がとても大きくていまどきな美人だと思う。「特務」の仕事につく人間同志の食うか食われるかの駆け引きも面白い。この手のドラマにしては若者に人気だったそうだ。
「特務」といったら「軍統」。「軍統」とは国民政府軍事委員会調査統計局のこと。国民党特務組織。この言葉だけでドラマのにおいがぷんぷんする。中国の作家はネタに困らなそうでいいなあ。

最後に。「我的兄弟叫順溜」全26話。
血みどろ、どっかんどっかん系。王宝強と張国強が出演するとあっては見るしかないのだが、3話あたりでいきなり張氏演じる陳大雷が日本兵を切り殺したりする(戦争のドラマですから、不可欠なシーンだったんでしょうかねえ)からビックリする。クライマックスは、順溜がたまりにたまった憎しみを(そこまでいくようなひどい話が前提にある)、腕に自信ある銃にこめて、愛国心と復讐心に燃えながら撃ちまくる。
終わり方には不満意見もかなり出たようで新聞に取り上げられていた。出演者の傾向からして若者をターゲットにしていると思われるが、熱くなりやすい若者には納得いかない終わり方だろう。
なぜ、この様な終わり方にしたのか。
怒りに燃えた順溜にも冷静な部分があった。一個人による行為であっても(例えそれが中国的な賛美される英雄行為であっても)、ときに取り返しのつかないほど大きな影響を周りに残してしまうことがあるということを、順溜は忘れていなかった。「憎しみを衝動だけで解決するな」という若者に対するメッセージだろうか。
ためしとしてこのドラマを放映し、国民の反応をみているのではないかなあ、とかんぐっている。
かささぎ的には、王宝強クン、なんだかおじさん顔になっちゃったなあ、とちょっとさびしい気持ち。

水戸黄門に悪代官の悪役が必要なように、この類のドラマにも敵役が必要だ。そこには日本人も必要になっている。新しい日本人役者さんも登場しているようだ。せめてしっかりと演じて、中国視聴者に受け入れられていって欲しいと心から願う。

ここまで書いていて忘れていた。好きなドラマでも重いのを見続けると疲れる。
そんなときにお薦めなのが「三七撞上二十一」というドラマ。
恋愛あり、嫁姑問題ありの楽しく見られる喜劇ドラマ。深刻にならないのがいい。インコのお気に入り、班長・張譯が
ここでは警察官になって登場している。優しい感じをかもし出しているのは「士兵突撃」の時と同じ。姑に対してはこれくらいの強い態度で接しても恨まれないらしい、と勇気をくれるドラマ。
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