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<<   作成日時 : 2017/01/28 11:32   >>

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新聞に載る北京の鉄道計画の話が難しくて困る。スケールがでかい。数字が分かりにくい。中国人ってホント数字が好きだよね…。

例えば昨年9月に北京市が発表した十三五期間の「重大基础设施发展规划」。
「城际」については、今後5年で「四纵四横一环通道」を構築し、北京・天津・保定・唐山の「1小时交通圈」を作る、とある。
※京津冀「四纵四横一环」について。
四纵とは沿海通道、京沪通道、京九通道、京承-京广通道。
四横は秦承张通道、京秦-京张通道、津保通道、石沧通道。
一环は首都地区环线通道のこと。北京を取り巻く承コ・廊坊・固安・涿州・张家口・崇礼・丰宁などを繋ぐ路線。

あまりなじみのない「城际铁路」という言葉。「都市間快速鉄道」って理解していい?
百度で調べると、この言葉が使われ始めた当初は、速度に拘らず中短距離の客運専用鉄道を指していたが、2015年からは隣りの都市・都市群とつながる列車で、その速度は200q/hかそれ以下の、便利で速い交通施設、つまり中級快速鉄道のことを指すようになったという。中国で一番最初に開通した城际客运专线は京津城际铁路で2008年のことだったとある。そう言われればあのころ天津、天津って盛んにニュースになっていた。でもあれって高铁じゃないの?

●高铁と城际铁路について。
・高速铁路は速度が250q/hかそれ以上に設計された列車。初期運営時でも速度が200q/h以下にならない。
・城际铁路は隣の都市や衛星都市間に走る通勤列車。城际铁路は高速铁路とは限らないが、京津城际の例のように、基本的に城际铁路は高速铁路の仕様になっている。

●京津城际铁路について。
設計時速は350q/h。北京と天津繋ぐ、総距離は延伸线を含め164.75q。35分で走行。始発駅は北京南、終点は天津(一部は延伸线へ)。
開通当時走行していたのは、CRH2C型动车组列车(CRH2C EMU。形は“扁嘴鲸鱼头”)と、CRH3C型动车组列车(CRH3C EMU。形は“兔子头”)。
現在は北京南〜天津でCRH3C型、北京南〜于家堡と天津〜于家堡ではCRH380B型が走行している 。
…………

2016年年11月29日の新京報。城际铁路の建設について。
发改委は近々「京津冀地区(北京市天津市河北省)城际铁路网规划」を批准する。その内容は、2020年までに京津・京保石・京唐秦の三大路線を中心にした京津石中心城区及び周边城镇に0.5〜1時間の通勤圏を構築し、2030年までには「四纵四横一环」を骨格とする城际铁路の鉄道網を作り上げるというもの。

この「京津冀地区城际铁路网规划」は、近期规划と远期规划とに分かれている。
・近期规划。全部で9つのプロジェクト。2020年までに完成させる計画。
@首都机场〜北京新机场城际铁路联络线、A廊坊〜涿州城际铁路、B北京〜石家庄城际铁路、C固安〜保定城际铁路、D北京〜霸州铁路、E北京〜天津滨海新区铁路、F北京〜唐山铁路、G环北京城际铁路の廊坊〜平谷区間、H崇礼铁路。
これらを全部合わせた距離は約1100q。投資額は2470亿元。
・远期规划は以下のプロジェクトがある。
白沟支线、环渤海城际、津承城际、霸衡城际、环北京城际の東区間(平谷〜密云)、津沧城际、石邯城际、定沧城际、衡沧黄城际、唐遵城际(唐山北〜遵化)、京唐城际(唐山〜曹妃甸)。
・更にはもっと先の計画もある。
环北京城际(怀来〜涿州)、环北京城际(怀来〜密云)、京秦第二城际(平谷〜蓟县区間)、京秦第二城际(遵化〜秦皇岛)。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2016-11/29/content_662097.htm?div=-1
地図も。赤の実線が近期规划。緑の実線が远期规划。緑の点線はそれより先の計画。
画像


この批准を受けて、さっそく工事が始まった。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2016-12/31/content_666496.htm?div=-1
2016年12月30日京霸城际铁路が着工。2年かけて周到に用意されてきた計画が動き始めた。新設する駅は黄村站、新机场站、永清西站、霸州站。
このたび着工されるのは北京段と呼ばれる区間。大兴区黄村镇〜林校路街道〜天宫院街道〜魏善庄镇〜庞各庄镇〜礼贤镇〜榆垡镇を通る。京霸正线北京段の長さは35.4q。途中に橋梁を3か所、トンネルを2か所作る。
・京津冀城际铁路とは。
京霸铁路は北京と霸州を繋ぎ、さらに津保铁路・津秦客专・京广客专を通って、天津・唐山・保定・石家庄などを繋げる路線。総投資額274.3亿元、工期は3.5年、2020年6月の開通を目指す。設計速度目標値は李营〜北京新机场の区間で250km/h、新机场〜霸州の区間で350km/h。
京霸铁路は首都新机场周辺に形成する総合交通ネットワーク「五纵两横」の重要部分。首都新机场の客運を担う。この工事は京津冀城际铁路网规划の重点プロジェクトで、「京津冀城际铁路网规划(2014-2030年)」に入っている。
※「五纵两横」について。内訳は高速道路4本、鉄道3本。
五纵とは、新机场と北京市中心を繋ぐ快速轨道(新机场快线)、北京〜霸州铁路(京霸铁路)、大广高速北京六环〜黄垡桥(扩建)、京台高速北京五环〜市界、北京城区经新机场〜霸州高速公路(新机场专用高速)。
两横とは、机场北线高速公路、廊坊经新机场〜涿州城际铁路(廊涿城际)。
…………

では、北京における高铁の工事がどうなっているかというと。
新京報で見かけたのは@京哈高速铁路とA京张高速铁路の記事。

@京哈高速铁路の重要な部分を占める京沈铁路客运专线の望京隧道の工事について。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2016-12/29/content_666180.htm?div=-1
2016年12月28日、都市区間における中国初の高速铁路地下シールドトンネルの掘削が始まった。望京隧道は、机场南线高速公路と北京地铁15号线を越えて市内に進入するルートで、長さは8q。 盾构机刀盘(シールド)の名前は望京一号、直径10m。
・京沈铁路客运专线とは。
「中长期铁路网规划」の「四纵四横」の要と言われる京哈高速铁路の重要部分。東北と華北の二大経済圏を繋ぐ。京沈客专の総工期は5年、これが完成されると北京〜沈阳間が2.5時間短縮される。
※「中长期铁路网规划」に示される高速铁路网「四纵四横」について。
四纵は京沪高速铁路、京港高速铁路、京哈高速铁路、杭福深客运专线(东南沿海客运专线)。
四横は徐兰客运专线(含徐连客运专线)、沪昆高速铁路、青太客运专线、沪汉蓉高速铁路。

A京张高铁の工事に伴い、清华园站や五道口の踏切が話題になった。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2016-10/26/content_656992.htm?div=-1
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2016-11/02/content_658034.htm?div=-1
2016年11月1日より三年間、北京北站と清河站の営業が停止になる(北京北站において切符の販売のみ継続)。
なぜこのような措置が採られるかというと京张高铁の北京北〜清河の区間で枢纽工程が行われるから。
・北京北站について。
“百年老站房”と呼ばれる駅舎がある。ここは北京市郊铁路S2线の始発駅でもあり、現在建設中の京张高铁の始発駅でもある。
1909年に京张铁路が開通、当時は“京张铁路西直门车站”という名称だった。京张铁路は・天佑が設計。中国人が自ら設計し建造した最初の鉄道として有名。车站主体建筑、月台、连接两个月台的过街天桥均为・天佑设计。
・京张高铁ができるまでの乗り換えについて。
市郊铁路S2线の発着駅は黄土店临时过渡站に移行する。S2线で八达岭や延庆に行く人は、地下鉄の霍营站で下車し180mほど先の黄土店车站から乗車してください。(黄土店站は将来役目を終えると取り壊される予定)
北京北站から出ていた列車8本の発着駅は昌平北站に移行する。乗客は地下鉄13号线の西二旗站で昌平线に乗り換え昌平站で下車し、路線バスの32路か66路に乗車し昌平北站バス停で下車し、北に150m進んでください。
・京张高铁について。
京张高铁は国家が発表した重点建设项目「八纵八横」に含まれる京兰通道の東区間を指す。全長174q。北京区間は71q。北京区間には北京北・清河・沙河・昌平・八达岭长城站の5駅が作られる。2019年の全線開通を目指す。
2022年の北京张家口冬季五輪では重点的交通手段となる。
※「中长期铁路网规划」に示される「八纵八横」について。
八纵通道とは、沿海通道、京沪通道、京港(台)通道、京哈-京港澳通道、呼南通道、京昆通道、包(银)海通道、兰(西)广通道。
八横通道とは、绥满通道、京兰通道、青银通道、陆桥通道、沿江通道、沪昆通道、厦渝通道、广昆通道。

・清华园站について。
清华园火车站は北京航空航天大学の近く、北京地铁13号线高架線の横にある。毎日30本余の列車が通る。清华园站は京张老车站のうちでも北京市内に位置する駅。京张铁路设计图で清华园站は灰色标记になっている。
清华园站での営業は終了、レールも撤去される。駅舎は文保建筑として保存される。
このたびの報道を受けて、写真を撮る市民でにぎわった。窓口には10月31日最後の切符を求める人が後を絶たなかった。10月31日23时54分,最后一班列车将开进清华园站运送最后一批旅客。
清华园站の站名は・天佑が書いたもの。
・五道口などの踏切について。 
五道口の地上轨道は撤去される予定。五道口や学院南路にある平交路口铁轨は残されるかどうか争议中。
ここは绿皮车も红皮车も和谐长城号も通る混雑した踏切だった。一番混むのは7〜9時で列車10本が通った。一本通り過ぎるのに3〜4分かかるため数百メートルの渋滞が起こっていた。
・清华园隧道について。
京张高铁を通すため、清华园站のあたり(北京北站〜清河站の最も混雑するあたり)はトンネルが掘られ地下化される。
清华园隧道の長さは5.33q。地铁13号线と基本的に並行し、北三环・知春路・地铁10号线・北四环・成府路・清华东路から、地铁15号线の上を抜けて、万泉河の南側で地上に出る。それから北五环の下を進んで北方向へ。
清华园隧道は一つのトンネルに線路は二列、直径12.2mの泥水平衡盾构机で掘り進める。北京では最大直径のトンネル。11月20日に着工、来年9月にシールド工事を始める。トンネルを通る列車の走行速度は120q/hに抑える計画。

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