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zoom RSS 羽毛の生えた恐竜の尻尾が琥珀から見つかったあの話

<<   作成日時 : 2016/12/15 08:13   >>

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北京に中国地質大学っていう地味な大学がある。自転車で前をよく通った。インコが小さい頃よく宝石屋さんになりたいと言うので、こういうところに入れたらどうだろうと当時ちらっと思ったことがあったが、本当はどんな学校かよく知らない。
今HPを見てみたら、地球科学与资源学院・工程技术学院・材料科学与工程学院・水资源与环境学院・能源学院・珠宝学院・海洋学院などを擁している。

なんで今この大学に興味を持ったかというと、テレビで面白そうな人物を見かけたから。琥珀を持って大はしゃぎしていた。ここの大学で研究をしている博士なんだって。邢立达という人。

子供のころから恐竜が大好きだったが大学では金融学を専攻、一時広東で記者をしていたが、江苏省常州市にある中华恐龙园の研究部門に入ったり、雲南にある禄丰世界恐龙谷や中国地质科学院地质研究所で恐竜の研究をした。その後カナダに留学、現在は北京の地質大学で研究を続けている。
高校生の時に中国初の恐竜専門サイト「恐龙网」を立ち上げたそうだから筋金入りの恐竜愛を持つ人だった。

………
新京報より。大体の内容。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2016-12/10/content_663621.htm?div=-1
 
中国・カナダ・イギリス・アメリカなどの古生物学者によって、恐竜が入った琥珀を世界で初めて発見したという発表があった。

この恐竜入り琥珀は上海自然博物馆で展示される予定。

中国地质大学[北京]の邢立达(Xing Lida、リダ・シン)博士が新京报の记者に説明した内容によると、これはミャンマーで見つかった9900万年前の琥珀で、中には羽毛の生えた恐竜の尾の一部が閉じ込められているという。

この研究は邢博士と、カナダの萨斯喀彻温省皇家博物馆(Royal Saskatchewan Museum)の瑞安·麦凯勒(Ryan McKellar)教授とで進められ、その研究論文は科学誌「当代生物学」(Current Biology)で発表された。

これが見つかったのは琥珀の産地で有名な、ミャンマー北部の克钦邦胡康河谷(カチン州フーコン渓谷)。ここで産出される琥珀は今から約9900万年(※久慈市の琥珀より古いよ)のもので、白堊紀中期の诺曼森阶(森诺曼阶のこと?セノマニアン)の時代にあたる。
邢博士の話によると、琥珀のなかの恐竜の保存状態は極めて良好だという。
「ふさふさした尻尾なんですよ。鹅卵石ほどの大きさの琥珀のなかに入っています。尻尾を伸ばすとその長さは約6p、推定体長は18.5pです。尻尾には尾椎が9節ついており、各節ごとに羽毛が生えています」

たかが尻尾の一部と言うなかれ。これは人類が初めて目にする、非鸟恐龙(非鳥類型の恐竜)の羽毛化石なのだから。

邢博士の話:この琥珀の中には尻尾以外に2匹の蟻が閉じ込められている。「蜂蚁」と呼ばれる種類ですでに絶滅してしまった太古の蟻。また、蛍光反応で仔細に調べたところ、琥珀の中に層になっているたくさんのすじを見ることができる。よって偽造されたものではない。

台北市立大学运动能力分析实验室の曾国维教授の話:この恐竜の骨格状態からみて、これが幼年期のものか成年期のものか今のところ判断できない。閉じ込められてもがいた形跡がなく、またはっきりとした鹸化も見えないことから、樹脂に閉じ込められたときすでに死んでいたと考えられる。腐敗の特徴もないことから死んですぐに閉じ込められたのだろう。死因はいまのところ分からない。

●琥珀の中身が恐竜の尻尾となぜわかったのか。
邢立达博士の話:この琥珀を見つけたのは2015年の夏、ミャンマー北部でのことだった。ほかの人は植物だと思ったのだが、私は脊椎動物だと思った。なぜなら羽毛の構造が見えたから。それでこの琥珀を買い取ろうと提言した。ちらっと見ただけでは黒いだけだが、明るいところで見ると背側の羽毛は栗棕色(栗色)で、腹側は白い。上が濃く下が薄いというのは、保護色として現在の動物にも多くみられる。
なぜ恐竜とわかるかというと、この琥珀が生まれた白堊紀中期に羽毛を持っている生き物は古鸟类(古鳥類)か非鸟恐龙(非鳥類型恐竜)だと考えられるから。さらに、骨格の形状からこれが恐竜であると判断できる。
我々はマイクロCTを使って骨格を調べたが精度が足りなかった。それで放射光でスキャニングを行い、数か月かけて調べあげ、結果、この骨格は恐竜だと確定した。

●この恐竜はいったいどんな恐竜なのか。
邢博士の話:我々はこれが「手盗龙」の一種(Maniraptora。マニラプトル類)だと考えている。「手盗龙」は恐竜がが鳥類に進化していく過程に見られる恐竜だ。
論文の著者の一人である、中国科学院古脊椎动物与古人类研究所の徐星研究员の話:この尻尾の骨格からして典型的な「非鸟虚骨龙类恐龙类」(Coelurosauria。コエルロサウルス類。非鳥類型)であり、「手盗龙类」(マニラプトル類)に属すると考えられる。
「手盗龙类」(マニラプトル類)は、「虚骨龙类」(コエルロサウルス類)の分岐群であり、主に阿瓦拉慈龙类(Alvarezsauria。アルヴァレスサウルス類)、窃蛋龙类(Oviraptorosauria。オヴィラプトロサウルス類)、镰刀龙类(Therizinosauroidea。テリジノサウルス類)、恐爪龙类Deinonychosauria。デイノニコ サウルス類)、鳥類が含まれる。これら恐竜に共通する特徴が折り畳みできる手のひらである。
「手盗龙类」にはとても小さい個体のものがある。1.6億年前の中国華北の「近鸟龙」(Anchiornis。アンキオルニス)は体長がわずか34p、体重は約110gで、飛ぶことのできる羽をもつ小型の恐竜。今回発見された個体のサイズはこの「近鸟龙」に近い。
 
●どうして鳥類ではないと確定されたのか。
徐研究員の話:原始鸟类(原始鳥類)で長い尻尾を持つものはまれにいて、例えば「热河鸟」(Jeholornis。ジェホロルニス)など。だが今回発見された個体の尾椎の腹側にははっきりとした溝構造が残っている。これは鳥類と異なる。

●今回の発見は恐竜研究にどのような意義をもたらすのか。
Ryan McKellar教授の話:ポイントは羽毛。今回見つかったものは実に精緻で、尻尾の上羽毛と羽囊の配列を含め、ミクロンレベルまで分かる羽毛形態の細部まで残っている。最も重要なことは、細かい羽軸から生える羽枝と、連続的かつ均等に生えている羽小枝の特徴だ。この特徴は、羽枝が融合し羽軸を形成するときすでに羽小枝があったという根拠になる。
邢博士の話:我々は以前より恐竜を研究していたが、それは化石の研究だった。ほとんどの化石は骨格形態が残されたもので羽毛などは跡として残されるぐらいであり、このように立体的に残されたものはなかった。この尻尾は羽毛の細部を見せてくれる。
ミャンマー北部の克钦邦(カチン州)で我々は鳥類の琥珀も見つけている。最終的にはこの熱帯雨林地区の脊椎生物、トカゲや恐竜、カエルや鳥類などを復元したい。
この羽毛をナノメートル単位でスキャニングしデータを取っているので今後もっと詳しく解ってくるだろう。

●この尻尾に「伊娃」(エヴァ)と名付けた。
邢博士の話:これは指導教授の奥さんの名前。彼女も優秀な古生物学家で、この栄誉を彼女に捧げたかった。
●「伊娃」の年齢はわかるのか。
邢博士の話:骨年齢の測定はできない。琥珀内から取り出せば壊れてしまう。
●ジェラシックパークのようにクローンは作れないのか。
邢博士の話:動物のDNAの半減期はたった521年。シベリアの凍土地帯といった特殊な環境でのDNAでも保存される期間は680万年。今回のものは1億年近い時が経っており、今の技術では不可能。恐竜の復活は映画の想像の世界だ。

………
こちらも詳しい。
http://www.cugb.edu.cn/uploadCms/outCampusHtml/2016/40100/20161209104219034798.shtml


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