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zoom RSS 北京 火鍋とケシの実 干し生姜と二酸化硫黄 

<<   作成日時 : 2016/05/07 14:38   >>

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スーパーで売られている干姜片、干黄花、大料、银耳、冬瓜丁など食品における二酸化硫黄の残存が問題になっているという。
かささぎは干した黄花(金针菜、柠檬萱草、忘忧草。見た目は百合の花。日本語ではユウスゲというらしい)が入ったスープが大好物なので、新京報の記事を読んでみた。

http://epaper.bjnews.com.cn/html/2016-05/02/content_633328.htm?div=-1

例のごとく、新京報の記者が検証するという記事。市場やスーパーに行って、干姜片(乾燥生姜)を5種類買ってきて、それを食品安全检测消费者体验中心に持ち込み調べてもらうという内容。その結果は5種類中4種類から二酸化硫黄含有量が基準を超えていたことが分かった。その量は平均で3000mg/kg以上あり、一番高かったのは5208mg/kgだった。

中国には国家强制标准GB2760-2014《食品安全国家标准 食品添加剂使用标准》と言うのがある。そこでは乾燥野菜の二酸化硫黄残留量は200mg/kg未満と定められている。この基準に照らすと5208mg/kgは25倍越えと言うことになる。

乾燥生姜は料理や“食疗养生”に使われている。なぜ乾燥生姜に二酸化硫黄が使われるのかと言うとそれは漂白するため。また、防腐防カビの作用もある。だが、二酸化硫黄が過量に含まれたものを食べると、呼吸困難を起こしたり、嘔吐、下痢などの症状を引き起こし、重篤なケースであれば命の危険に及ぶ。

乾燥生姜を買うとき、ほとんど白に近い黄色をしている商品と黄色がはっきりしている商品の二種類があることに記者は気が付いた。「白いのは添加物を使っているのでは?」と店主に聞くとほとんどが「色が違うのは品種が違うからで、ここで売られているものは問題ないですよ」と答えた。だがとある店主は「白くするために二酸化硫黄で燻蒸するのは昔からある方法ですよ」と教えてくれた。

以上。大体の内容。
最近日本でも乾燥生姜が体にいいってやっている。中国ではすでに乾燥したものが売られていて便利なのだけど、やはり気を付けたほうがいいことが分かった。一番いいのは、自分で作ることなんだろうと思う。

………………

今年1月、国家食品药品监督管理总局が違法添加物を使用したとして飲食店35店舗を公表した。その違法添加物とは、罂粟碱(パパベリン)、吗啡(モルヒネ)、可待因(コデイン)、那可丁(ノスカピン)、蒂巴因(テバイン)らのことで、これらはケシから採れる成分なのだそうだ。
35店舗のうち5店舗が北京で営業してる店で、食药监部门が立件調査に入っていた。
詳しくはこちら。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2016-01/22/content_619695.htm?div=-1

で、調査の結果がクロだとして、どういう法律处分が下るのかというと、一般的には「判一年刑期以内,罚款也在一两万元左右,有的甚至只是判处缓刑。例如,去年(2015年)4月重庆查出火锅店添加罂粟壳,负责人被处以有期徒刑8个月,缓刑1年」なのだそうだ。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2016-01/22/content_619755.htm?div=-1

そもそも、なんで罂粟壳(乾燥させたケシ殻)を調味料として使っているのかというと、料理が“美味しくて癖になる”という効果があるとされ、秘密の隠し味としてここ30年間業界の一部で信じられてきたからだという。それに伴い需要が増し禁止されているはずのケシ殻が国境付近から宅配便を使って持ち込まれネットを通じて売買されるようになってしまった。最近は「○○壳」と名前を変えて500gあたり140〜200元でオンラインマーケットで扱われている。販売元はわざわざ飲食店のために使用方法の説明まで付け加えているほどだ。
詳しく書いてあるのは新京報のこちら。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2016-05/03/content_633386.htm?div=-1

新京報の記者は阿里巴巴で「○○壳」を検索。結果、雲南省の業者が販売していることが分かった。記者は顧客としてこの業者に連絡をしてみたところ、「○○壳」とはケシ殻のことで、宅急便で送る際も密封缶詰にして送るので義務付けられている小包安全検査でもバレることはないですよと説明された。また調理に使うときの使用量の説明も受け、さらに量が過ぎると検査で陽性と出てしまうから気を付けるようにとアドバイスまで貰った。
また、○○調味粉などと名前を付けて、ケシ成分を含む調味料を売っている業者も見つけた。

雲南省南昆明市海关が公開した資料がある。2013〜2014年初頭、違法に売買されたケシ殻は6トン強となっている。
これらがどう流れていくのか記者が過去5年分のデータを見てみた。2011〜2015年間、ケシを売買したり添加した疑いで立件調査を受けた案件は79件、中国19の省に及んでいた。どういう店で摘発されているかというと火鍋店が多く、全体の8割を占めていた。

ケシ殻入り調味料のうたい文句は“让食客流连忘返、吃了上瘾”。“秘密の調味料”とされ、モルヒネ、パパベリン、ノスカピンなど30種余りの成分を含む。その含有量や純度は低いものであり、狙った通りの効果が出るのか疑問視される。

中国农业大学食品科学与营养工程学院の副教授の話:実際に火鍋や鳥スープ鍋に入れてブラインドテストをしたことがあるが、味に差異は認められなかった。つまり入れると美味しくなるというのは思い込みで、一種の心理的暗示である。

北京协和医学院药用植物所の教授の話:ケシ殻に含まれるモルヒネには安全濃度の限度値が存在しない。3〜5日食べ続ければ耐性がつき、一週間食べ続ければ病み付きになるだろう。

北京大学中国药物依赖性研究所の所長の話:ケシ入り火鍋を食べると程度に差はあれ快感を感じることはある。長期間食用すると依存性がある程度出るだろう。また、寒気を感じたり、顔が黄色くなったり、体が痩せたり、ひどい場合は神経や消化器系等に障害がでて、肝臓や心臓を損なうことになるだろう。

以上、大体の内容。記事を読んでみてもすっきりしない。検索して知ったが、この問題は“公开的秘密”として以前からあるのだそうだ。中药とスパイスの距離が近いお国柄とはいえ、ケシ入り火鍋が違法だってわかっていて作ってしまうその思考回路が理解できない。ネットで簡単に買えそうなのもおかしい。かささぎは火锅も麻辣烫も大好物なので、こういうのを見ると困ってしまう。最近百度の企業倫理が問題になっているが、阿里巴巴は大丈夫なんだろうか。

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