北京で勇気十足

アクセスカウンタ

zoom RSS 北京2015年PM2.5平均値80.6μg 17年目標値60μg 発生源は自動車・石炭・工場

<<   作成日時 : 2016/01/15 16:18   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

●大気汚染を減らすための北京市の具体的計画。
・北京市において、石炭を使っている平地部の農村は1600か所ある。そのうち朝阳区・海淀区・丰台区・石景山区に属する村は172か所(8.6万戸)。
・今年の北京市の計画は市内400か所の村々にクリーンエネルギーを導入すること。まずは、朝阳・海淀・丰台・石景山の村100か所(約5.8万戸)においてオール電化を図る。ほかの区においても平地部の農村300か所(約12万戸)でオール電化を進め、また20か所の村(7400戸)においてはオールガス化を進める。
・もっと多くの村で迅速に電化を図りたいのだが、村の変電所や変圧器が不足していることから一気に進めることができない。だが2017年には朝阳・海淀・丰台・石景山の残りの村72か所においてもクリーンエネルギーを導入し、さらに2020年には市内すべての平地部農村でクリーンエネルギーを導入する計画になっている。
・今すぐクリーンエネルギーを導入できない村では、質の良い石炭を使用する。最新の大規模熱供給ボイラの排気浄化機能は優秀だ。よって政府指定の優質石炭はボイラ企業にではなく、村の一般家庭へ優先的に供給する。
・北京中心区における『脱石炭』は昨年のうちに基本的実現がかなった。都市隣接地域の石炭使用も初歩段階ながら抑制できた。北京市全体の石炭消費量は約1200万トンまで削減された。今年は食堂や銭湯、旅館などで違法な“小煤炉”が使われていないか、特に都市隣接地域をメインに执法检查を行い、クリーンエネルギーを使っていない者を取り締まる。

●散煤(民用石炭)と劣质煤(質の悪い石炭)について。
北京で燃やされている石炭1200万トンのうち、散煤は300万〜400万トンを占めている。その散煤の中には質の悪い石炭が少なくない。环保专家の話によると、散煤の燃焼によって排出されるPM2.5は北京市全体の15%を、また窒素酸化物は北京市全体の9.4%を、さらに二酸化硫黄は市全体の37.4%を占めているという。
郊外区や農村での石炭使用をクリーンエネルギー(太陽光・天然ガス・地熱・電気)へ切り替えできれば、改善効果は10%ほど上がるだろう。

●石炭燃焼と大気汚染について。
北京市环保局の説明によると、北京の“重污染”日の主要発生源は石炭の燃焼によるものだった。また、冬期の暖房期間において京津冀区域の最大発生源も石炭の燃焼だった。
2014年北京におけるPM2.5発生源のうち、一番多いのが自動車排気で31.1%、二番目が石炭燃焼で22.4%、三番目が工業生産で18.1%。
二番目の発生源である石炭燃焼の排出元には、主に火力発電と、セントラルヒーティング用のボイラ燃焼と、一般家庭の石炭使用がある。
2015年北京市环境空气中の二酸化硫黄年間平均濃度は13.5μg/㎥であり、中国国家标准を十分に満たしており、これは北京が多年にわたり石炭燃焼抑制を行ってきた成果である。しかしながら市郊外や農村地区における石炭使用の問題はまだ残っている。
2015年の北京燃煤消费总量は1200万トンだった。2017年に1000万トンまで削減する計画。

●北京の目標。
市环保局副局の話:去年の冬は気象条件が悪かった。政府も市民もあんなに努力したにもかかわらず、PM2.5の濃度は2014年に比べたった6μg/㎥しか下げられなかった。
2017年の目標数値は60μg/㎥で、今年と来年で20μg/㎥下げなければならない。
今年の北京は、農村の石炭使用・高排気の自動車・都市隣接地域の工業排気の管理に焦点を当てることになっている。

新京報より。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2016-01/12/content_618048.htm?div=-1

………
●北京の大気汚染。
1998年から北京では16段階の大气污染治理措施を行ってきた。
2013年に《北京市2013—2017清洁空气行动计划》を発表し、北京はPM2.5に対し正式に宣戦布告をした。この計画は燃煤污染防治・机动车排放污染防治・工业及其他行业污染防治・扬尘污染防治を含む84項を5年計画で行うというもの。
2014年最新污染源分析内容が発表され、それによると机动车(31.1%)・燃煤(22.4%)・工业生产(18.1%)・扬尘(14.3%)が北京におけるPM2.5の主要発生源だった。
2015年北京におけるPM2.5年平均濃度は80.6μg/㎥で、一年前に比べ6.2%下がったものの、中国の国家标准(35μg/㎥)を130%も上回っている。
(ちなみに、2013年の北京は89.5μgだった)。
政府の目標は、2030年PM2.5年平均濃度を35μg/㎥に抑えること。専門家の話ではこの数値を達成するためにはさらに排出を80%前後削減しなければならないとのこと。

●北京市・河北省・天津市の協力。
北京で発生する重污染は传输型污染・积累型污染・特殊型污染の3タイプに分かれる。その中の传输型污染とは外地から流入する大気汚染を指す。
データによると、北京に存在するPM2.5のうち外地流入ぶんは28〜36%を占めている。そして重污染の時の外地流入PM2.5は50%を超えている。よって北京市だけで努力するのではなく、近隣の河北地区と協力する必要がある。
河北省の石炭燃焼総量は約3億トン。河北では大量に石炭が使われており短期間で改善するのは難しい。河北が改善するまで少なくとも10年以上かかるだろう
京津冀区域の環境保全について。《京津冀协同发展生态环境保护规划》という計画で、京津冀のPM2.5を、2013年の状態に比べ2020年までに40%引き下げ、年間平均濃度を64μg/㎥前後に抑える
北京市环保局の話によると、北京市は河北省の保定市・廊坊市と協力し、大気汚染回復のための資金4.6億人民元を石炭燃焼の脱硫脱硝システムに充てることになっている。去年は各地域の協力により、閲兵15日間の天気を一级优に保ち、PM2.5を平均で30%減らすことができ、“阅兵蓝”をもたらした。今年も協力し合ってさらに進展させていく。

●北京市内を走行する自動車への制限。
スモッグを減らすために自動車の单双号限行が行われてきた。だが、実際はもっと総合的な制限が必要だ。
市环保局のデータによると、現在北京の自動車保有数は560万台余りで、年排放各项污染物は70万トン前後になる。
これまで北京では机动车排放地方标准が30近く発表されてきた。北京は自動車排ガス基準が最も多く制定されてきた都市であり、その基準はときに国家标准より厳しい。新しい基準が発表され自動車に起因する汚染は30〜50%減少した。北京ではガソリンの品質改善・排ガス監督管理体系強化・貨物自動車排ガス規制・夜間のトラック検査・黄标车の廃車などが行われてきた。今年はさらに京六排放标准の施行が待たれる。

●自動車の排ガス。
専門家の話によると、北京のガソリン車が排出する炭化水素は北京の自動車全体の排出量の87%を占めている。よってガソリン車の排気抑制が光化学スモッグを減らすためにとても必要なことである。
また、大型ディーゼル車の排気、特に窒素酸化物と粒子状物質が、北京の大気環境に影響する主要原因である。北京の自動車数のうち5%を大型ディーゼル車で占めているが、大型ディーゼル車が排出する窒素酸化物は自動車全体の窒素酸化物排出量の50%以上を占めており、同様に粒子状物質も60%以上を占めている。
大型車は運送用車両として使われ、その走行距離は長い。よって大型ディーゼル車の排気規制は北京登録車だけでなく外から入ってくる車両に対しても行う必要があるもし総合的な措置が行われれば(それには国一および国二小客车などの廃車を含む)、2020年までには大きな効果が見られるだろう。

●南部四区に集中している“汚染企業”。
汚染源分析によると、北京市内の污染排放のうち、工業生産によるものが18.1%で第三位だった。
“北京市2013年至2017年清洁空气五年行动计划”により、2017年までに基準を満たさない汚染企業1200社が北京から退去することになった。ほとんどがすでに退去しているが、郊外にはまだ建材や化学工業などの“汚染企業”が残っている。現在、北京の工業は南部四区(つまり通州区・丰台区・大兴区・房山区)に集中しており、PM2.5分布でみても北京南部地区の濃度は北部地区の2倍ほど高い。今後、南部四区が北京の対策重点区であり、北京市は43億人民元の対策費用を用意している。南部四区の工業用石炭燃焼ボイラがすべてクリーンエネルギーに代わるまで5年から10年はかかるだろう

●北京の扬尘(まきあがって大気を汚染する塵埃)。
分析によると、北京で発生する塵埃の発生源には交通道路の扬尘・建築現場の扬尘・土壤风沙尘(強風で巻き起こる塵土)などがある。そのうち、北京のPM2.5で一番多く占めるのは扬尘の排出で、全体の14.3%を占めている。
2015年に改定された《绿色施工管理规程》により、建築工事現場では監視カメラによる監視を行っている。規定違反した33社に対し、1〜3か月の期間で北京市内の入札に参加できないペナルティを付けた。
北京市内の道路清掃作業率は86%まで高まり、道路洗浄に用いる再生水使用量は1日で2万㎥を超えた。
北京百万亩平原造林という緑化プロジェクトは予定より早く完了している。
※北京百万亩平原造林について:
http://www.bj.xinhuanet.com/jzzg/2015-12/30/c_1117629476.htm

●北京市环保局のデータ。
@2014年に比較した2015年平均濃度減少率。
 二酸化硫黄:2014年に比べ38.1%減少。
 二酸化窒素:2014年に比べ11.8%減少。
 PM10:2014年に比べ11.8%。
 PM2.5:2014年に比べ6.2%。
A1998年に比較した2015年の平均濃度減少率。
 二酸化硫黄:1998年に比べ89%減少。
 二酸化窒素:1998年に比べ32%減少。
 PM10:1998年に比べ46%減少。
 PM2.5:2013年より観測開始。当初に比べ10%減少した

●なぜ北京市民は大気汚染がどんどんひどくなっていると感じるのだろうか。
北京市环保局の説明:暖房がいらない期間では管理効果が出ている。例えば“APEC蓝”や“阅兵蓝”など。だが暖房期間に入ると、石炭燃焼汚染に加え風の吹かない穏やかな天気続きの影響を受ける。管理は長期間続けていかねばならない。北京や河北省における大気汚染物質排出総量を75%削減しないことには重污染天气は無くならない。少なくともあと25年はかかる
市环保局は、2030年までに北京PM2.5濃度を国家标准35μg/㎥に抑えると説明している。
専門家の説明では、国标を満たすことでスモッグ発生率は大幅に下がり青空が増えるだろうが、だからと言って重污染が完全に無くなるわけではないとのこと。

●北京の目標
@2017年までに北京全市における空气中细颗粒物(PM2.5)年均浓度を2012年より25%以上減らし、60μg/㎥ほどに抑える〜京津冀及周边地区落实“大气十条”实施细则より。
A十三五时期(2020年)までに、PM2.5年均浓度を2015年より15%前後減らす〜北京市委关于北京市十三五规划建议より。

以上新京報より。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2016-01/09/content_617563.htm?div=-1

にほんブログ村

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
北京2015年PM2.5平均値80.6μg 17年目標値60μg 発生源は自動車・石炭・工場 北京で勇気十足/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる