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zoom RSS 北京の救急搬送事情 機内で病気になった苦労

<<   作成日時 : 2015/12/17 19:16   >>

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救急車の有料化について時々テレビで議論されるが、北京ではどうなってるのだろうかと検索してみたことがある。深く考えてみたことがなかったのだが、北京で救急車を呼ぶとき、電話番号は120番と999番の二種類がある。HPを見てみたが、救急車の運営はそれぞれ独立した医療機関が行っており、日本のように消防署が出動させているわけではなかった。

このたび「南航急救门」と呼ばれる騒ぎによって、北京の救急搬送のことが少しわかったのでメモしておく。

●飛行機に乗っていて病気になった人が大変な思いをしたという話。記者と名乗るその人が微博に書き込んだ「事の顛末」が注目を浴びた。
悲劇その1・機内で腹部の激痛に襲われた(後でわかったが腸閉塞だった)。
悲劇その2・首都机场に到着したが待てど暮らせどドアが開かない。あろうことかブレーキ系統が故障しエプロン移動に時間がかかったのがその理由。開いたのは50分後、時間はすでに10時半になっていた。
悲劇その3・激痛で苦しんでるのに、記者は自ら歩いて降りるはめになった。救急隊員と乗務員の間でもめ事が起こったから。原因はどちらが担架を担いでおろすのかで押し付け合いが起こったこと。
悲劇その4・患者は首都机场医院(空港に近い。二级の総合病院)に運ばれることになっている。そこで受けた検査の数値は正常範囲だったが腹水が認められ、医師から“三级甲等”ランクの朝阳医院か协和医院に移るよう勧められる。この時すでに午後1時。
悲劇その5・救急隊員から「朝阳医院も协和医院も受付できませんよ。999急救中心に行きましょう」と言われた(緊急なのだから本当は受け入れてくれるにもかかわらず隠して嘘をついた)。そこは首都机场医院の医師が勧める病院よりも遠いうえにランクは二级で格下なのだが、記者は従うしかなかった。
※中国の病院のランクについて:
http://baike.baidu.com/link?url=Z3CFqvyLFqvl4A4OM136uQNoy6q-E_405qICtpDPKVga1NiAv5Eq6Bd3-qhmMovmMC-ZCHp2sBK3ehFeP1ufHa
悲劇その6・999急救中心にて再度検査を受けたが原因がわからない。激痛に苦しむこと3時間。気力を振り絞って友人に電話。友人が駆け付けた時はすでに意識不明の状態。あわてて友人が転院手続きをして北大人民医院(三级甲等)に運び、九死に一生を得た。
これが15時間にわたる“生死旅程”の一部始終。
(ネット情報をいろいろ読んで理解した。なので間違ってたらごめんなさい)

●以下新京報より。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2015-11/27/content_609975.htm?div=-1
◎北京市十四届人大常委会第二十三次会议は院前医疗急救服务条例草案二改稿(下称草案二改稿)の第三次审议を行い、病院に到着するまでの救急システムの確立と搬送基準・救急隊員・救急車の業務規範を細かく規定し直すことになった。更に市卫计委が急救指挥监管平台を設立して、今後は市卫计委が120と999の救急システムを監督することになった。

・救急隊員は要請電話を受けたらすぐに車を出す。現場に向かう間は家族と連絡を取り病状を確認したり救護の指示をする。交通障害により通行できない時は调度机构に報告し救護の段取りをつける。
・必要であれば有料で担架搬送を行う。市发改委・财政局は、政府が点数価格を定めた診療行為の中に担架による搬送は含まれないとしている。担架搬送は経営サービスの一つであり有料サービスに該当するが、政府が規範を作り監督していく。
・救急車を依頼した時の費用について。今後は費用リストと費用基準を公開する。
・救急車に走行料金メーターをつける。救急車使用料は、全市统一标准に基づき計算し、その料金表は見える場所に貼っておく。
・患者再搬送の時は、近い病院で専門的な治療に対応できる病院に搬送する。規定通りに搬送が行われなかった場合、市もしくは区の卫生计生行政部门が改正を命令し、あわせて1万〜3万元以下の罰金を科す。甚だしい場合は3万〜10万元の罰金。更に重大な結果をもたらした場合は責任者やその他責任を負うべき人物に対し法に依る処分を下す。

・二者ともに市民の救急医療を保障するために非営利を堅持し公益性を維持する必要がある。草案二改稿では、政府が提案する統一規定と統一監督管理を受け入れ、統一された基準金額で救急業務を行うようにと求めている。だが今のところ両者ともに同意が得られず、調整が続いている。

◎北京の救急搬送体制について。
北京の救急搬送は“一市两呼”と呼ばれている。つまり救急の電話番号が120と999のふたつがある。この二つの救急医療機関が併存するようになってもう何年も経つ。
120は卫生计生行政部门に属する医療機関。その急救站は160か所。
999は北京市红十字会に属する医療機関。《红十字会法》に基づき、红十字会は人民政府に協力した活動を行っている。2001年より999急救站による救急搬送を開始し、今では急救站が130か所存在している。
………

南航急救门の百度の説明。南方航空の謝罪など。
http://baike.baidu.com/item/%E5%8D%97%E8%88%AA%E6%80%A5%E6%95%91%E9%97%A8%E4%BA%8B%E4%BB%B6?fr=aladdin

999の謝罪などについて、新京報記事。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2015-11/29/content_610296.htm?div=-1

11月30日新京報の社説。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2015-11/30/content_610404.htm?div=-1
救急搬送は医療機関と分離されるべきだという意見。そうすれば999救急隊員も嘘をついてまで患者を自分の病院に連れて行こうとしなくなるだろう…とのこと。

999急救中心は変われるだろうか。料金体系がはっきりしたら新聞でまた取り上げてほしいなあ。

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