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zoom RSS 中国の大学 入試から合格まで 2015

<<   作成日時 : 2015/06/12 12:56   >>

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今年北京市内で普通高等学校招生全国统一考试(大学入試センター試験のようなもの)を受けた人は67816名で昨年より2000人少なかった。北京市考试院の予想では「录取率(大学本科+大学専科の入学採用率)が81%以上になるだろう」とのこと。選り好みしなければ北京の場合かなりの確率で大学に行けるってことらしい。

日本の大学入試について説明を受けてもイマイチ理解できていないかささぎだが、中国の大学入試の話もホント複雑。新京報には今年の入試の流れが書いてあったのだけど、難しかった。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2015-06/09/content_581231.htm?div=-1
…………

今年北京で行われた普通高等学校招生全国统一考试(略称:高考)は6月7、8日の二日間だった。
高考分数(試験結果)と各批次最低录取控制分数线(录取分数线、各ランクごとの合格ライン)と高考考生分数分布表(良い点数順で人数分布がわかる)が発表されるのは6月23日12時。HP・アプリ・電話・メールで調べられるようになっている。

志望校は最低录取控制分数线(录取分数线、各ランクごとの合格ライン)を見て決める。
考生分数分布表には「全国加分及地方性加分的排名」と「全国性加分的排名」が記載されているのでこれも参考にする。非市属大学志望なら「全国性加分的排名」をよく見ること。
また、《北京市2015年普通高等学校招生专业目录》を購入し、志望校がどのぐらいの人数を募集しているか等の条件をよく確認する。

受験生はこれらを検討したうえで6月25日8時から29日20時までの間に北京教育考试院のHPに出ている普通高等学校招生统考考生本科志愿表という出願表に志望校を入力してネット申請しなければならない。それを网上志愿填报という。
  
本科生の場合、志望校決めの批次(振り分け調整の回数)が四段階になっている。それぞれ提前批志愿、本科一批志愿、本科二批志愿、本科三批志愿と分かれている。(大雑把にいうと本科一批の枠に入っている大学は一流で、本科三批の枠の大学は三流)

最初に行うのが提前批志愿。ちょっと特殊な募集枠になっており、A段、B段、C段と細かく分かれている。A段は艺术院校(专业)、体育院校(专业)、军事院校、武警部队院校、招收国防生的院校(专业)、公安类等院校(专业)志望者が対象。B段は“双培计划”や“外培计划”という、国内大学2か所に通学できる枠や留学が約束されている枠のことで、C段は“农村专项计划”といって農村戸籍の学生が対象。国の方針に基づいた、優秀な人間を優先的に大学に振り分けるために作った枠なのだと思う。

四年制大学枠を希望していて、提前批の枠に入れなかった場合は、次の本科一批、本科二批、本科三批と呼ばれる三段階の振り分け調整が関係してくる。录取控制分数线がそれぞれ三段階になっている。

例えば、一流大学に行きたくても、本科一批の录取分数线(よく一本线という)より低い点数では本科一批枠に入っている大学を志望する資格がない。
だから出願するときには自分の点数が录取分数线に足りている大学の中から選んで入力する。ただし、入力してエンターキーを押してしまえば录取(入学採用)決定、というものではない。そこには全国規模の振り分け作業がある。これが分かりにくい。

まず出てくるのは调档とか投档といった用語。例えば、
・调档比例:実際の人数枠より多く募集をかけるときの割合。一般的に予定人数の120%を超えない。学部が合わなくて入学を断ったり、総合点がよくても極端に苦手な科目があって入学が認められなかった場合などがあるため多めに応募を受ける。
・投档:「档案を送付する」こと。大学受験でいう投档とは、志望大学に档案を送ること。出願の過程の中に投档という作業がある。人気大学には投档が集中するし、人気のない大学には投档が集まらない。実際には書類を「送る」のではなく、出願を受けた大学側がネットで見れるようになるのだけど、大学側は受けた档案を審査することになっている。
http://jingyan.baidu.com/article/948f59242abf19d80ef5f978.html
出願や振り分け作業でつかう用語に、いちいち“档”という漢字が入ってるのが中国らしい。大学受験には档案がセットになってるんだってわかった。調査書のような使われ方なんだろうが、審査がどこまで合格を左右するのかは調べがつかなかった。

・档案について:ここでは人事档案を指す。学校の成績・政治思想・共青団入団・共産党入党・賞罰・経歴・給料・退職・家庭状況・渡航歴・犯罪歴・健康診断・労災など個人の一生の情報を記録した身分調書であり、その人を判断する根拠や参考になるもので、大学入試や就職手続きや職能申告や养老保险などに関する証明が必要なときにこの档案が必要となる。その人が所属する学校や政府(人事代理)や企業で保管する。自分で見ることはできない。(一体何歳の時から記録が始まるのか検索してみたら、「小学校や中学校の記録はあったりなかったり」「中学校からある」「高校から必ず作る」等いろんな言われ方があって結局よくわからなかった)

本科一批・本科二批・本科三批に分けられている各大学だが、受験生は自分の点数に合わせた志望校を出願表にまとめて一回でネットで出願する。高得点をとった受験生は一批枠の大学から志望校を決め、その次が二批、点数の低かった受験生は三批枠の大学を志望する。入学採用の作業も先に一批枠から始まり、その次が二批で、三批の入学採用は最後になってしまうので、合格通知を待つ時間もその分長くなる。

平行志愿という、同時に複数の大学を志望できる仕組みになっている。具体的には一批から三批まで3回、それぞれ6校まで書き込むことができる(さらに1校につき専攻を6つまで選べる)。かなり多様な出願ができそうだが、当然ながら一批枠の大学(有名で人気がある大学)はいい点数を取った受験生で埋め尽くされる。

出願表に書き込むとき自分が「希望する学部でなくてもその大学に入学する意思があるかどうか」を記入する。
・院校内专业调剂とは:专业服从とも言う。大学が新入生を採る時に、その大学の一部の学部の募集枠が一杯になってしまった場合、枠に入れなかった入学希望者をまだ枠が余っている学部へ変更させること。希望する専門に進めないがその大学には入学できる。

合格、入学許可の決め手になるルールは、「点数を優先したうえで希望にそぐわせる」というもの。受験生の出願受理の優先順位は点数の高い順。また、同じ合計点の受験生が並んだ場合は、语文・数学・外语・文科综合/理科综合の成績順で比較する。よって语文や数学が得意な受験生に有利。

志望校選びの時は、自分の点数と行きたい学校と興味がある専攻を結び付けて考えること。招办老师(大学の入学担当官)に確認し自分の位置を把握して、自分に合った大学・学部を選ぶようにすること。大学側はそれぞれ具体的な合格基準点(提档线とか录取线と呼ばれるもの)を出して足切りしてくるので、トップ校になればなるほど、高得点を出した受験生でなければ落ちる可能性が高くなる。

北京科技大学招生就业处の処長の話:
第一志望校と第二志望校については過去数年分の合格ラインを見て決めるべき。もし点数的にギリギリと思ったら、第三志望校と第四志望校には点数的にも安全で自分も通学してもいいと考えている学校を選ぶのがいい。第五志望校と第六志望校は望まないがなんとか妥協して通学できそうな学校の中から選ぶべきだろう。

なお大学本科として合格が叶わなかった場合、大学専科の受験をすることができる。8月3日8時〜4日20時には专科提前批志愿と专科普通批志愿の出願を受けつける。自分の点数を基準に大学選びをする方法は、志望校の数が違えど基本的に本科募集と変わらないシステムになっている。

北京教育考試院のHPが詳しい。北京市2015年普通高等学校招生考生志愿表も載っている。
http://www.bjeea.cn/html/gkgz/tzgg/2015/0512/57492.html
………
内容追加。
大学受験には自招という特別枠がある。これは各大学が自校の基準で入学を認めることで、たとえば北京大学の場合、“博雅人才培养计划”という枠を作り全国から優秀な生徒を集めるのだそうだ。
その条件とは「要求申请考生须学业成绩突出,基础学业成绩原则上应位居全年级前1%以内」、学年の上位1%の順位に入っている生徒が対象。今年の場合応募が見込まれた人数は1.1万人で、初期審査に残ったのが1946名、さらに筆記試験や面接や体力テストを行い合格者を決めるそうだ。最終的に何人採るかは載ってなかった。

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