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zoom RSS 中国で始まる足球(サッカー)教育

<<   作成日時 : 2015/06/02 10:55   >>

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最近《一起打鬼子》というドラマが“神”扱いされているという。見ていないので何とも言えないが、“神”と持ち上げながらツッコむやり方はまだまだ手厳しい。
最近では“足球神剧”と呼ばれる類もあるらしい。これも見ていないので何とも言えないが、サッカーを知っている人からすれば我慢できない仕上がりになっているらしい。

………
今年の冬《中国足球改革发展总体方案》が発表された。
百度には期間ごとの目標が書いてある。
短期目標は「理顺足球管理体制,制定足球中长期发展规划,创新中国特色足球管理模式」で、中期目標は「实现青少年足球人口大幅揄チ,职业联赛组织和竞赛水平达到亚洲一流,国家男足跻身亚洲前列,女足重返世界一流强队行列」で、長期目標が「中国成功申办世界杯足球赛,男足打进世界杯、进入奥运会」。要するに中国の特色ある管理体制を作って、青少年のサッカー人口を増やし国全体のレベルを上げて、いずれは世界で戦える人材を輩出するという目標。

ちょっと前の新京報に載っていたのは北京大学の学生の投書。北大の敷地は広いのだけどサッカーができる運動場やフットサルコートがとても少ないので場所取りが大変なのだそうだ。またサッカーを指導できる教師が大学にたった3人しかいない現実も訴えていたし、サッカーのレベルを上げたいという今回の方針が試験で学生の力を測ることに繋がるのであれば、結局は学生の負担増になってしまうと心配した内容だった。

………
実際どうなってるのだろうか。時々新京報に記事が出ている。
●朝阳区にある小中学校22校に対し、朝阳区教育研究中心が編集したサッカー教本《阳光足球》が配られた、という話題。
週に1回サッカーの授業を行う際この教本を使用することになっている。教本の種類は4種類。
小学1〜3年生用:基本的なステップ(踩球)・リフティング(颠球)・ドリブル(带球)の解説。
4〜6年生用:フォーメーション(足球阵型)・ルール・審判の“语言”(試合中に審判が発するサッカー用語のこと?それとも外国の審判が話す英語やドイツ語のこと?)・“拉球”・“拨球”・リフティング・“脚背变向突破”の説明。
中学生用:ヘディング(头球)とボールの奪い方(抢劫球)とキーパー練習のほか、攻撃と防御の仕方やプレースキックの戦術の説明。
高校生用:中学生よりさらに細かな攻撃や防御の方法やフォーメーションの説明のほか、フリースタイルフットボールのテクニックも含む。
今年9月以降はこのサッカー教本を配る学校を42校まで増やすことにしている。来年度は区全体でサッカー授業ができる体制にする。
●去年から朝陽区で朝陽区小中学校リーグが始まった。今年は区教委の指導のもと、小学校では7人制フットサル、中学校では11人のサッカーチームを結成することになっている。
●朝陽区の学校に所属する体育教員は1200名余り。そのうちサッカー専攻の教員はたった30人しかいないのが現状。現在、中国足协と北京足协の協力を得て教員200名にサッカー講習を実施しているところ。今後も講習を行い2年以内に朝陽区の体育教員全員が技術指導できるようにする計画になっている。
●朝阳区教研中心附属学校では流行歌《小苹果》に合わせて小学2年生全生徒が“足球操”という体操を行っている。このサッカー体操は子供が興味を持つようボールの扱いに慣れるよう当校の先生が考案したもの。

………
●朝阳区教研中心に続き、人民教育出版社もサッカー教本《中小学校园足球用书》を出版した、という話。出版社の話では、今年の秋から全国の小中高校で使われることになっている。
教本は全部で7巻、そのうち生徒が使うのが4巻(小3〜4年用、5〜6年用、中1〜3年用、高1〜3年用)と、教師用3巻(小学生用、中学生用、高校生用)になっている。スポーツ文化と実践技術が学べるよう対象年齢に合わせた解説になっており、そこには技術図解や戦略解説の3D図解が載っている。またQRコードがついているのでスマホやタブレット(iOS・安卓ともに可)で“中小学校园足球”というアプリをダウンロードすればいつでも動画が見れるようになっている。登場する人物は男女の割合が同じようになっており、ともに興味を持って学べるように工夫してある。  
●最初にこの教本を導入するのは东城区の学校。
●朝阳区の小学校から“足球示范校”として19校が選ばれた。

………
●“足球进校园”に選ばれた东城区の宝华里小学には三高足球俱乐部のプロ指導員がやってきた。いたって普通な公立の小学校(この学校は来京务工人员子女も多く受け入れている)を指導するのはあの伝説の北京足球教父である金志扬氏。彼は練習が始まる前に子供たちに向かって足球精神について語りかけた。「転んだらどうする?立ち上がるんだ」「けがしたらどうする?それでも走り続けるんだ」サッカーは厳しいスポーツだが“坚忍不拔”の強い気持ちを持ち続けてほしいと願っている。この日は参加した1・2年生60人を対象にウォーミングアップとストレッチから教えていた。
この学校の校長はプロのコーチにサッカーを指導してもらえるのを心待ちにしていた。近々正式な契約を交わすことになっており、そうなると毎週火曜と金曜にプロのコーチングが受けられるようになる。北京市大会、もしかしたら全国大会だって夢じゃない。
校長は言う。「ウチは体育の伝統校なんです。今までもバスケットボールや陸上などの部活動を月曜から金曜日まで日別でやってきました。生徒に指導するため優秀な教師を集めています。」「競技のテクニックを教えるだけではありません。これらスポーツを通じて手も足も脳も空間からも時間からも開放させてやり、子供たちにもっと自由な体験をしてもらいたいのです。そうすることで本当に学ぶべきものを学べるようになるでしょう」
その点について东城区教委体卫科の科长も同じように考えている。「多方面においてバランスよく成長することが大事です。サッカーを通じて“团队精神”や“意志品质”をしっかり持てるようになってほしいです」
●また科长の話によると东城区ではすでに40校余りの小中高校において“校园足球活动(サッカーの授業・部活・校内試合などの活動をすること)”がスタートしている。都心に位置する“老城区”では練習場所の不足が問題になっているが、たとえばグランドの共同利用などによりいずれは解決していけるだろうと考えている。
http://epaper.bjnews.com.cn/html/2015-04/20/content_572777.htm?div=-1
………

サッカーの経験がないので技術的な用語がわからなかった。人材不足・場所不足が当面の問題になってることは分かった。

インコが以前お世話になった小学校の場合は、先生に声をかけられた子だけが部活に入るシステムだった(インコもやれって言われたのだけど、興味なかったし鬼瓦先生がいやだったので逃げ切った)。よその学校まで断言できないが、たぶん中国の小学校の部活動って、入部を決める権利は先生にあるのだと思う。

記事にははっきり書いてなかったがサッカー授業は体育授業の時間枠から引き当てられているような感じがした。もしそうなら体育はサッカーばっかりじゃないのにとも思うし、反面、部活に入らなくても一つの競技に長期間取り組めるのも悪くないかもと思った。

どこか地方の小学校で考案された“足球操”がなぜか手を使う体操になっていてそれじゃあサッカー体操とは言えないだろうといった話もあったが、今はまだ始まったばかりで試行錯誤的部分もあると思う。日本ほど部活が盛んでない中国において子供たちが体を動かす機会を増やすことは悪いことじゃない。何年後かの中国は本当にサッカー大国になっているんだろうか。ちょっと楽しみになってきた。
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