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zoom RSS 春晩と差別問題 芸術系大学の倍率

<<   作成日時 : 2015/02/27 18:07   >>

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北京にある中央戏剧学院・北京电影学院・中国传媒大学では“艺考季”を迎えた、という記事があった。
“艺考”というのは、芸術系学部の入試のことで、美術とかアニメ系も含むのだけど、どうしても話題になるのは语言、表演、声乐など、テレビや映画で活躍することを期待される、見目麗しい若者たちの受験の様子。
この三校だけで、全国から8.2万人の受験生が集まったそうだ。

「私たち福建人だってきちんとした普通話が話せることを証明して見せます」と語ったのは受験生の庄さん。彼女は中传か中戏のアナウンサー関連学部を希望している。今年の春晩で放送された小品《小棉袄》で福建人の話す普通話が“调侃”(からかう)されたことに対し、悔しさを隠せない…。

やっぱり。あれって聞く人によっては不愉快だと思ったよ。

………
22日、新京報には「对待“歧视”需要更敏感些」という記事が載った。以下大体の内容。

今年の春晩には差別的な表現が少なくとも44か所あったとネットで指摘された。その中には、女性・南方人・背の低い人・独身者・高齢者・家政婦などに対するものが含まれている。

反面、春晩の演目に見られる差別的表現は実生活を反映しているだけだと指摘する人もいる。“调侃”はネタであり、見る側は腫れ物に触るように神経質になるべきではない、と。
視聴者はどのように受け取ったらいいのだろうか。

文芸作品は人々の生活を機械的に再現するものではない。よって「現実はそういうものでしょ」では通じない。差別される対象とその表現方法と傷つけられる結果によって判断されなければならない。この3つの条件がそろった時、差別行為と判断されるべきだ。

傷つけられた人の気持ちは他人にわからない。傷つけられた人が口をつぐんでしまい抗議しなかったからと許されるというものではない。また、差別された人たちの中でも感じ方がそれぞれ異なり、傷つく人もいれば全然気にしない人もいるのも事実。よって公序良俗や社会正義を考慮し、相手の権利境遇や権力地位などを踏まえて判断する必要がある。
例えば“剩女”(売れ残り女子)。もともとこの言葉にはプレッシャーを感じるが、特に“逼婚”真っ盛りの春節期間にこの言葉がテレビから流れてきたら、きっと心に突き刺さる。
メディアを使って打撃を与え立場の弱い人々を更に追い込むことに対して、よく考える必要がある。

差別はよくからかいの表現に現れる。他人の弱点や不幸をふざけからかうのは不道徳な行為だと、子供のころから学ぶべきものだ。生活方式の多元化や差異を否定するのは権利を守る意識が不足しているからなのに、こういった教育が足りない。ユーモアで片づけられない。ユーモアは陳腐でふざけた手法を使いながらもぎりぎりのさじ加減を心得ているものだ。ネタにされる側の“ガラスの心”を非難してはいけない。

立場の弱い者が“ガラスの心”であるのは当たり前。境遇が変わらないのに強くなれと言うのは、彼らに「阿Qたれ」と言ってるようなもの。傷ついてるのに平気なふりをさせる、これでは不公平ではないか。心がマヒし冷たくなってしまうより“ガラスの心”でいることのほうがいい。少なくとも差別をわかっている。

春晩に差別的言動がたくさん出てくることに対し、擁護をする人がとても多いが、それは我々が差別に慣れてしまっているからであり当然の現象だ。差別問題として指摘する人は少数派だが、人には誰でも弱い一面がある。だからこの問題は誰にも関係ある問題だ。

………
ストレートな物言いをする中国において、こんな議論があったなんて知らなかった。“阿Q”方式でやり過ごすのは偉大な中国の知恵ではないかと思っているかささぎだけど、今日は“麻木冷漠”でいいのかって叱られてしまった。

話が戻るが、新京報の記者の計算によると、
中国传媒大学の表演专业の倍率は约172:1。
中央戏剧学院の表演系の倍率は约108:1、广播电视节目主持专业の倍率は约147:1。
北京电影学院では募集50名に対し応募したのは6168人で倍率は约123:1、だそうだ。
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