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zoom RSS 北京 故宮博物院90周年 今年は「清明上河図」「ちょ遂良臨蘭亭序」を公開

<<   作成日時 : 2015/02/28 17:01   >>

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今年は故宮博物院90周年。それで展示数を増やし内容の濃い展示を行うことになった。一年間で行われる展示は18項目、そこで展示される珍贵文物(貴重な文化財)520件のうち80%が初公開の品々で、その大部分を国宝级文物(国宝級文化財)で占める。

注目すべき国宝の展示は:
@《禇摹兰亭序卷》
略称は“褚摹兰亭”。褚遂良の臨摸と伝わる。王羲之の真跡は唐の太宗が自分の陵墓に入れてしまった。
期間:4月30日〜6月29日
場所:武英殿书画馆

A《清明上河图》
中国十大传世名画の一つ。北宋画家张择端の作品。
期間:9月5日〜11月4日
場所:武英殿书画馆、延禧宫古书画研究中心

B《康熙帝万寿庆典图》(第二卷)
全長44メートル。中国古代美術史に残る傑作。作者王原祁は清代画壇“四王”の一人。
期間:9月22日〜12月21日
場所:午门および东西雁翅楼展厅

C7月には慈宁宫エリアで彫刻芸術品400点を展示。展示室の埃・温度・湿度を制御することで、今までのガラス越し展示ではなく、直接見ることができるようになる。

故宮見学を今まで以上に楽しんでもらえるよう、故宮敷地内の解放面積を65%まで広げる。修復の終わった慈宁宫・寿康宫エリア、东华门城墙、端门、午门雁翅楼の見学ができるようになる。
神武门外の東西両側に“故宫文化街”を作って資料や芸術品の展示販売をする。神武门广场の夜間開放を行う。夜間は駐車できるようにし、仕事帰りの市民も楽しめるようにする。
端门城楼と大高玄殿の場所に造られた「端门数字展厅」の夜間公開を行い、昼に故宮を見れなかった観光客もここで“デジタル故宮”を体験できる。

故宮の西側にある宝蕴楼の修復工事中に地下から明代建築の遺跡が出てきた。この宝蕴楼は1915年に建てられた西洋建築でずっと文物倉庫として使われてきたもの。公開されれば明代建築の基礎部分が見られる中華民国時代の建物に入るという体験ができる。

(なお、夜間見学を試みると書いてあるがそれが「端门数字展厅」のことなのかそれとも本当に故宮の中に入れるのかはよくわからなかった)

●国宝级文物とは?
国の規定により、文物(文化財)は珍贵文物と一般文物に分けられる。珍贵文物はさらに一级・二级・三级と別れており、それより下のランクが一般文物。
一般的には国家一级文物を国宝级的文物と呼ぶ。今年の故宮が展示する文物のほとんどが国宝级的文物であり、一見の価値がある。

●一度展示したものをなぜ『3年間寝かせる』のか?
国宝级文物は一度展示したら“睡够3年”させなければならないというのは、長年の経験から生まれた故宮の鉄則。今年は《清明上河图》が3年間の眠りから覚めるので展示ができる。
故宫文保处は規則を重視する。人の都合で動かない。2010年上海世博会の時《清明上河图》の展示を期待されたが、故宫側は拒絶した。その理由は『まだ眠りの中だから』。昔から“纸寿千年”(紙の命は千年)といわれており、今残っている宋画も千年近い歴史がある。展示する際の保護の状態がいかに良くても擦れを避けることはできない。文物には十分な休息が必要。

………
このたび故宮に明清宫廷制作技艺研究所が設置された。学術研究で得られた成果をもとに、宫廷手工技艺の保護を行なっていく。今年は考古・文献・文物保護などの方面から13名の博士が集められた。
宫廷制作技艺とは古い伝統工芸技術のこと。機械化された現在では失われてしまうため、故宮博物院がこれらの技を残し修復に役立てることになっている。
現在故宮博物院に所蔵される文物は180余万件、器物は105万件にものぼる。これら工芸品は7〜80種にもなり、内务府の作坊(工房)で作られたものや、地方から進呈されたもので、当時の最高技術で作られたものだった。

●書画の修復。故宮に残された書画を修復する技術は2008年に“国家级非物质文化遗产”に登録された。技術の確かな職人たちはまず张择端の《清明上河图》や韩滉《五牛图》等国宝级文物を手掛けた。破損した書画をどう直すかというと、首先要用隐补工艺贴条加固,其次是固色,把画面上容易掉色部分用胶加固,再进行全色,在自然光下对缺失部分补色。
●古時計の修理。300年の歴史ある故宮のアンティーク時計。その修復技術は故宮の中で絶えることなく伝承されてきた非物质文化遗产。その技術は:结构调查、拆卸、清洗、去污、除锈、补齿、焊接、组装等技术环节。
●青銅器修復。1952年に青銅器の修復伝統技術“古铜张派”の第三代伝承者赵振茂を故宮博物館に迎えた。その後“师承制”方式で修復専門家を育て、今まで立鹤方壶、马踏飞燕など国宝级文物を修復した。
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