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zoom RSS 中国 孔子学院 10周年 「孔子学院の日」

<<   作成日時 : 2014/10/04 02:34   >>

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孔子学院創設10周年を記念して、9月27日の「孔子学院日」に、世界各国で記念イベントが行われました、という記事を見た。
孔子学院の日?

・9月27日、シカゴ孔子学院とパルパライゾ大学の孔子学院が杭州艺术学院の学生とともにシカゴの地元中学校で中国文化祭を行い十周年を祝いました。参加者は1000人近くにのぼりました。シカゴ公立学区では現在約13000名の学生が中国語を学んでいます。
・イギリスのエディンバラでは、エディンバラ大学の孔子学院によって中国文化宣伝活動が行われました。
・デンマークのペンハーゲンでは、デンマーク王立音楽院とコペンハーゲン商務孔子学院とオールボー大学の孔子学院が共同で中国伝統の太鼓や太極拳を紹介するイベントを催しました。
・ルーマニアのブカレストではブカレスト孔子学院が市中心にある植物園でイベントを行い子供たちに剪紙を教えました。
・アメリカのヒューストンでは、华东师范大学の童世骏教授が“多元民主理念”講座を開きました。アーカンソー中央大学の孔子学院と克林顿公共行政学院が共同で開催したものでした。
・ラトビアのリガでは孔子学院日イベントとして書道作品展示を行い子供も漢字を書きました。ラトビア大学の孔子学院の図書館ホールにて100名近くが参加しました。バルト海地区で中国語教育を最初に始めたのがラトビアです。今では20か所近い中国語教育地点があるそうです。
・チェコのパラツキー大学の孔子学院はオロモウツ旧市街にて文化活動を行いました。箸を紹介したり漢字を書いたり武術を披露したりして市民から注目されていました。
・アメリカのメリーランド大学ではイベントに参加した学生たちが龍踊りを披露しました。
…孔子学院の日に記念イベントをやったという記事はまだまだいくらでもあるはず。

孔子学院建立十周年を記念しこの度初めて全世界規模で執り行われた「孔子学院日」に、中国国家主席もお祝いの文章を発表した。
「孔子学院是中国为世界和平与国际合作而不懈努力的象征,是连接中国人民和世界人民的纽带,并对孔子学院的光明未来充满信心」
なるほど。孔子学院は世界平和と国際協力のためたゆまぬ努力を続ける象徴なんだ。
「孔子学院积极开展汉语教学和文化交流活动,为推动世界各国文明交流互鉴、进中国人民与各国人民相互了解和友谊发挥了重要作用。你们为促进文化知识传播、人民心灵沟通倾注了大量热情和心血,这是一项十分有意义的工作」
孔子学院は、中国語を教えるだけでなく文化交流活動を積極的に推し進めているんだ。
「孔子学院属于中国,也属于世界。中国政府和人民将一如既往支持孔子学院发展。让我们一起努力,推动人类文明进步,推动人民心与心的交流,共同创造人类更加美好的明天」
人類の文明の進歩のためにより良い未来を創るために努力しているんだ。

かささぎは孔子学院のことを良く知らない。記念日なんか作っちゃってずいぶん頑張ってるんじゃない?
2013年12月に開催された世界孔子学院大会で、今年の9月27日に「孔子学院日」を世界規模で祝うことを決めたのだそうだ。
今現在、全世界の123の国家と地区に、孔子学院は465か所、小中学校の孔子課堂は713か所もあるのだそうだ。
あちこち大盛況じゃない?

※HPにある2013年末のちょっと古いデータにはもう少し細かい内訳が書いてあった。
孔子学院の数は、アジアは32か国(地区)93か所、アフリカは27か国37か所、欧洲は37か国149か所、北南米では16か国144か所、オセアニアでは3か国17か所。
孔子課堂は48か国、646か所あり(コモロ連合、ミャンマー、マリ、チュニジア、セイシェルには学院がなくて課堂のみ)、その内訳はアジア13か国50か所、アフリカ8か国10か所、欧洲18か国153か所、北南米は6か国384か所、オセアニアは2か国49か所になっている。

………
そこまで積極的に展開している孔子学院って?
 
「作为国家战略工程的“孔子学院”,总部设在北京」。
「它不是一般意义上的大学,以教授汉语、传播中国文化为宗旨,推动中外文化的交流与融合」。
孔子学院は一般的な大学とは異なる。中国語を教えながら中国文化を広める組織で、中国と外国との文化交流と融合を目指している。国家戦略。

その歴史は1987年にさかのぼる。当時の中国政府は“国家对外汉语教学领导小组”を立ち上げ、教育部部長が組長を兼任、办公室を開設して、それを“国家汉办”と呼んでいた。
2004年になると、国務院は中国語の普及のために“汉语桥工程”を立ち上げ、そして“孔子学院”が誕生した。
ちなみに2004年11月21日にソウルで開設されたのが一番最初の孔子学院だった。その後ストックホルムやブエノスアイレス、ロサンゼルス、東京…と全世界に広がっていった。

実は、自国文化を宣伝し文化交流の機会を提供する“孔子学院”のシステムは、中国が最初に始めたものではない。文化交流を目的とし、お互いの理解と融合を深めるために活動している組織には、ドイツの歌コ学院(Goethe-Institut、ゲーテ・インスティトゥート)、スペインの塞万提斯学院(Instituto Cervantes、セルバンテス文化センター)、イギリスの英国文化协会(British Council、 ブリティッシュ・カウンシル)、フランスの法国文化协会(Alliance Française、アリアンス・フランセーズ)などがある。

孔子学院の設立方法には決まった形がない。ソウルにできた一番最初の孔子学院の場合、韓国側は設備を提供し、中国側は「标准的现代汉语教学资料」を提供したり教師を派遣して中国語教師の現地育成に協力したり。
その後、孔子学院は世界各国にどんどん増えたが、「中外高校合作(中国と外国の大学との協力)」「中外政府合作(中国と外国政府との協力)」「外国企业与中方合作(外国企業と中国側の協力)」など、いろんな方法がとられていた。

孔子学院には中国側と現地側から1人ずつ、つまり院長が2人いる。
現地側の院長は主に教育業務を担当する。人事権や財務権を有する。
中国側の院長は孔子学院で働く教師の管理と中国との連絡業務を担当する。アメリカ・ケネソー州立大学の孔子学院のアメリカ側院長が新京報の記者に明らかにしたところによると、中国側院長の任期は普通2年だという。

ヨーロッパで2番目につくられたベルギーのブリュッセル孔子学院でベルギー側初代院長の張氏が新京報の記者に明かしたところによると、院長同士の意見が対立した時は、現地側と中国側双方で構成された理事会で協議して解決していたという。

孔子学院の教育のなかで大事なのが教材の選択だった。院長や中国側教師らの話をまとめると、孔子学院は基本“国家汉办”で出す書籍を参考にしていて、更に状況に合わせて編集したり選択したりしているとのことだった。

以上、新京報よりだいたいの内容。

………
「孔子学院」って名前が混乱を招くと思うのだけど、これ自体は大学じゃないってことがわかった。
世界中の大学の中に入って活動しているところが、また紛らわしい。
その点において、新京報が挙げているゲーテ・インスティトゥートやセルバンテス文化センター等とは活動の仕方が明らかに違うのじゃないだろうか。
更に中学校や小学校とも提携し活動している国もあるというのだから、その食い込み方はとても積極的で戦略的に感じられる。手間もお金もかけているに違いない。
院長が二人いて中国側の意見も反映されるようになっているシステムはまさに中国式ではないだろうか。
今回、世界中の孔子学院と孔子課堂合わせて1178か所で一斉に記念日を祝ったというのだから、中国のやることはホントでっかい。来年はもっと増えているだろうか。
受講料って安いんだろうか。どんなことが学べるのか気になる。

関係ないが、“国家对外汉语教学领导小组办公室”という字面に非常に懐かしみを感じて必死に考えてみた。もしやと思って押し入れを引っ掻き回した。やっと出てきた“汉语水平证书”(HSKの証書)の表紙にはっきりと“国家对外汉语〜”の文字が。
思いだせてすっきりした。それにしても胸が酸っぱくなるくらい懐かしい。

………
追加:10月14日の新京報記事によると、最近の孔子学院は多元化してきており、専門的なことを学べる、たとえば商务孔子学院、旅游孔子学院、音乐孔子学院、舞蹈和表演孔子学院、饮食文化孔子学院、茶文化孔子学院等が存在するそうだ。
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