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zoom RSS 北京 人民革命軍事博物館は補強工事中 近代以来中国人民抗撃日本侵略展

<<   作成日時 : 2014/08/25 11:06   >>

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いつか入ってみたいとずーっと思っていた。一人じゃ嫌なので誰かを誘ってみるのだけど、実現しないままこの歳になってしまったから、今度こそって思った。
行く前に検索。身分証があればタダで当日入場券をあげますって書いてある。ネット予約不要ということは、行く人が少ないのだろうって思った。

8月13日。渋る亭主とインコを連れて行ったら「展示物搬入につき15日まで閉館」って看板が。HPをちゃんと見てないオバハンは家族から大顰蹙を買った。
16日リベンジ。到着したのは10時前。入れ替え休業で間が空いたからなのかそれとも土曜だからなのか知らないが長蛇の列で、歩いても歩いても最後尾が見えない。亭主の機嫌がどんどん悪くなり、木陰に引っ込んだまま並ぼうとしない。インコも冷めている。どうしても行きたいとゴネたのはかささぎなのだから、並ぶのは当然かささぎ。炎天下で暑いし、タバコの煙は臭いし、テンションは下がる一方だったがとりあえず1時間頑張ってみることにした。(一人が並んで残りは木陰で休みなから列が進むのを待つ方法は北京ではアリです)

割り込みに気をつけながらじりじりと前進し、1時間と10分で敷地前の柵に到着。その柵の中、イモ洗い状態で15分ほど更に待つ。先を見ると入場券発行窓口は2つしかない。もみくちゃは必至。はぐれないようインコの手を掴み、そしてダッシュ。

パスポートの表紙を下にして窓口に差し出した。横から誰かが割り込んできたが、受付のお嬢さんは我々のパスポートを受け取った。そしてかささぎの顔をちらっと見てから、半開きでチェックし、返してくれる時も表紙を下にしたままよこしてくれた。こそこそする必要はないのだけど、面倒は避けたい気持ちをちゃんと分かってくれている。
それから持ち物安全検査をあっさりやって、やっと入場。

で、目の前に聳え立つ、てっぺんの“八一”星も誇らしい「军博展览大楼」を仰ぎ見ることができた。毛沢東の字も輝いて歓迎してくれている。
で、気が付いた。全館工事中。外側だけじゃなくて中も工事中。HPをちゃんと見てないオバハンの失敗は最後まで痛かった。亭主は木陰にベンチを見つけて行ってしまった。愛想が尽きたかラッキーと思ったかのどちらかだと思う。
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現在見学できるのは屋外広場にある戦車とか飛行機の陳列と、左隣の別館でやってる臨時展「近代以来中国人民抗击日本侵略展」だけだった。折角だから臨時展を見ることにした。「大声はやめよう」ってインコと確認し合った。マナーを守れば大丈夫なはず。亭主はと振り返えると、尻に根っこが生えたまま動かない。

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会場では、みんな熱心に見学していた。展示物と説明文とを交互にスマホで撮ってる人を何人も見かけた。また、ほかの博物館と同様に、立派なカメラを持ち込んで撮影してる人もいた。丁汝昌提督の軍服とか、実際カッコいいしね。
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一番目立ったのは親子連れ。歴史に詳しそうなお父さんがここぞとばかり一つ一つ丁寧に説明してあげている。小学生低学年ぐらいのお子さんでも真面目に聞いていた。聞こえてくる感じではいちいち憎悪感を煽るような話し方はしていないようだ。といって日本に加勢する人は当然見当たらない。中国は侵略された側なのだから。それにあの空気では、大声で持論を展開するわけにもいかないだろう。
岡村寧次大将の軍刀を指さして「これで中国人を切り殺したんだよ」って孫に話しているおばあさんがいた。検証に基づいたちゃんとした説明が書いてあってもいいと思う。
 
とはいえ勉強になった。展示は日清戦争から抗日戦争までを追ったものだった。
中日马关新约(下関条約)の複製。署名や押印がないからよく見れば気づくのだけど、かささぎは本物かと思っちゃった。ちゃんと説明入れてほしい。コピーでもいいからオリジナルの雰囲気のわかるやつが見たかった。
福沢諭吉の写真と並んでいたのが川上操六。川上大将って有名な人なんだろうか。
豊島沖海戦の写真があった。「浪速」とか「高昇号」とか全然知らない。「赤城」とか「松島」とかも知らない。
日本軍が義和団を切り殺した写真。ネットによく載っているが子供には見せたくない。
福島安正って誰なんだろう。
中国語の田中上奏文があった。
張自忠将軍の血染め石というのもあった。結構赤かった。
HPはこちら:http://www.jb.mil.cn/zc/lszl/lsbnwj/

ところで。補強工事は2012年秋から始まっていたそうで、竣工予定は2017年だそうだ。
人民革命軍事博物館公式サイト:http://www.jb.mil.cn/

ほんとは見れるはずだった、古代戦争館、近代戦争館、土地革命戦争館、抗日戦争館、全国解放戦争館の説明と動画。
http://www.jb.mil.cn/zc/jdcl/
新中国国防と軍隊建設成就館、朝鮮戦争館、兵器館、中国人民解放軍対外交流友誼館、軍事芸術館の説明と動画。
http://www.jb.mil.cn/zc/jdcl/index_324.html

飛行機や戦車など大型兵器の写真(説明なし)はこちら。
http://www.jb.mil.cn/zc/cqcl/whbqp/
インコも一生懸命写真を撮ったのだけど今見ると整理が大変。みんな同じに見える。
戦闘機に興味を持つ息子さんに向かって、最新式の戦闘機が見たいなら珠海の航空博覧会に行かなきゃ見れないんだよって、お父さんが教えていた。
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抗日戦争時代の品々。すべて国家一級文物。例の軍刀の来歴も書いてある。
http://www.jb.mil.cn/cp/wwjs/yjww/201007/t20100709_13917_15.html

今頃気が付いたのだけど、ここのHPは良くできている。まるで会場にいるみたい。家で見たら暑くもないし並ばなくてもいいしとても便利。
だから、もしこの博物館に興味があって行ってみたいと思う方がいるのなら、2017年のリニューアルオープンを待ってからでもいいのではないかと思う。

最後に。見学を終えた時、インコが真面目な顔で聞いてきた。「中国人ってみんな日本が嫌いなのかなあ」
「そんなことないと思うよ。友達いるじゃん。」
「そうじゃなくて。ここに来ている中国人が日本を嫌ってるんじゃないかってこと」
そうとも限らないと思うが。旅行の途中に寄る人もいるだろうし、家族連れなんかはきっと夏休みの宿題で来てるぐらいの感覚じゃないだろうか。過去を忘れない努力は大変だし必要だと思う。だけど、子供たちのためにも平和で明るい未来が感じられるような展示もあっていいんじゃないかなあ。失望感だけが残らないよう、いろいろ話をしていくつもり。あそこで見かけた子供思いで歴史に超詳しそうなお父さんを見習って、かささぎももっと勉強しなきゃと思った。
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