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<<   作成日時 : 2013/12/05 02:46   >>

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「社会抚养费」とは。
又称“超生罚款”,是对违反计划生育政策人群征收的一笔款项。在1980年代初期叫超生罚款,1994年改为“计划外生育费”。2000年,中共中央、国务院联合发文统一为“社会抚养费”。2001年《人口与计划生育法》将“社会抚养费”明确规定下来。

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新京報9月の報道で、審計署(国務院に29ある直属機関の一つ。日本の会計検査院に相当する機関)が重慶市・甘粛省・雲南省・四川省・陝西省・江西省・湖南省・湖北省・河北省の9省市(それぞれの省市に属する5県、つまり合計45県)に対し社会抚养费(要するに罰金)の監査結果を発表した、というのがあった。
初期統計によると、征收单位と计生部门が規則に違反して集めた金額は総額で1,626,679,400元(≒272億日本円)あったそうだ。また、徴収した社会抚养费で、ちゃんと国庫に納付されなかった金額は319,416,500元(≒53億円)だったそうだ。

社会抚养费を徴収するようになってすでに11年。この社会抚养费は一体だれを“抚养”したのか。合法な徴収がされてきたのか。関係部門は今まで一切公開して来なかった。それで今年7月に弁護士らが連名で現状公開してほしいと求めていた。
このたびの公開で浮き上がった問題。計画生育外の人口がどれだけいるかわからない、事実を少なく報告する、徴収基準が統一されていない、自由裁量に幅がありすぎる、規定通りに国庫に納付せず流用しているなど。

自由裁量権はどれだけのものなのか。たとえば罰金の分納金額(一回で支払えない人は分納する)をいくらにするかとか、第2子をもうけた場合の罰金の基準金額などを決めていた。
ひどい場合は勝手に“上环押金”(装着するIUDの補償金)などの名目を付けて規律に違反した徴収を行い、自分たちの経費に充てていた。(ちなみに計画生育関連法規には必ずIUDを装着するようにという規定はない。每个妇女都有权利选择适合自己身体状况的避孕方式、だそうだ)
徴収基準がばらばらだった例。重慶市の5つの県の場合。罰金の分納で、一回目に支払う金額が多い人で32,000元、少ない人はゼロ。相手によって対処が異なる。

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新京報12月2日の記事。
张艺谋氏が“超生”事件について回答した件。
今年の5月、張氏の再婚が明らかになり、異なる女性との間に7人の子供がいるとされた。ニュースネタになっていたが、個人的なことでもあり、回答がないまま半年余りが経った。
11月29日になって江苏省无锡市滨湖区宣传部门が微博を通じて、張氏と妻の陈婷さんは滨湖区计生局の調査を受けているところだと発表した。
12月1日艺谋工作室からコメントが出された。それによると、自分と妻の間には息子2人と娘1人がいる、現在计生局の調査を受けており、国家規定どおりの処罰を受けるつもりだ、皆様には心からお詫びを申し上げる、とあった。また、未成年の自分の子供が付きまとわれたり盗撮されたりしたことや、事実ではないこと(例えば女性が4、5人いて子供が7、8人いるとか)が広まっていることを指摘した。

張氏は罰金(社会抚养费)をいくら払うのか。メディア報道では、張氏の状況を江苏省计划生育条例に当てはめて計算すると、1.6億元(≒26.7億円)ぐらいになると伝えられている。それは本当だろうか?
国务院の《社会抚养费征收管理办法》に社会抚养费は各省が定めるとある。《江苏省人口与计划生育条例》では、子供が生まれる一年前の市または県・市城镇居民年人均可支配收入(都市部住民の一人当たり可処分所得)を基準に計算する、とある。規定に反して子供を1人生んだ場合、その基準の4倍の額を納めるとある。規定に反して2人以上生んだ場合は、基準の5〜8倍の額を納めることになるとある。実際収入が城镇居民年人均可支配收入の倍以上ある人に対しては上記社会抚养费の他に、人均收入を超過した金額の1〜2倍の金額を納めるとある。
だが、计生系统の係の話では、当事者の実際収入を調査するのは難しいと言う。普通のレベルを明らかに超えている“‘超生’富人”(規定以上に子供をもうけているお金持ち)に対しては最高限度の倍数を、夫婦それぞれから徴収するのが一般的なやり方なのだそうだ。
2012年の无锡市城镇居民人均可支配收入は35,663元だった。張夫妻が第2子を認められていないケースであれば、それぞれ8倍、つまり35,663元の16倍で570,608元になる。(張夫婦が第2子を認められていたケースであればそれぞれ4倍だから285,304元になる。)

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新京報12月3日の記事。
无锡市滨湖区委宣传部が微博で発表した件。
張、陳夫妻の間に生まれた3人の子供はすべて婚前に生まれた子供であり、“非婚生育”に属している。3人とも计生部门が認可発行する生育関連の証明を持っていない。
張、陳夫妻は2011年9月に结婚证を受け取っている。

もしも子供たちの戸籍を母方の無錫に置くのであれば、無錫の城镇居民人均可支配收入で計算する。
このたびの発表で子供たち3人はそれぞれ2001年、2004年、2006年に生まれたことがはっきりした。これにより夫妻の罰金が計算できる。1人目の罰金は2000年の无锡市城镇人均可支配收入の0.5〜2倍の額になり、これを夫婦それぞれが支払う。2人目と3人目の罰金はそれぞれ2003年と2005年の锡市城镇居民人均可支配收入に対し5〜8倍の金額をそれぞれ支払う。
もしも張氏の当時の収入が无锡城镇居民人均可支配収入の2倍以上あったならば、その超過した金額の1〜2倍をさらに支払うことになる。

張氏ほどの有名人であれば、実際収入に合わせて計算されるだろうから、そうなれば巨額な数字になるだろうと、話題になっている。

3人の子供は2012年にすでに戸籍を取得していたと一部メディアが報道していることについて。それが本当だとすれば、張夫妻は昨年戸籍申請をするとき计生部门の処罰を受けていなかったということになる(だって今、社会抚养费を支払おうとしているわけだから)。社会抚养费を払わず、计生部门が発行する非婚生育证明を受け取らず、行政処罰単(罰金を請求される違反切符のようなもの?)も受け取っていないことになる。戸籍の申請・登録をする際には、公安部门で“非婚生子”の書類や証明書を調べられるはずなのだが。
新京報の記者は公安部門の公式HPを調べたり公安担当者や计生系统の係に聞いてみたが、新生児を戸籍に入れる前提条件として、必ず子供の准生证もしくは计生部门発行の処罰単及び証明書が必要だというのだ。もし、一般公民の“非婚生育”の子供であるなら処罰を受けない限り戸籍に載せてもらえない。張氏の子供の場合も法に法っていなければならない。だが、もしも処罰無しで戸籍を得ていたというのであれば、現地の公安局の户政部门に問いただすべきではないかと主張する人もいる。まさかとは思うが、特殊なケースに特別措置として特殊な方法を用いていたのではあるまいか?  

………
計画生育のこと、どういうことなのか以前から知りたかったのだけど、人に根掘り葉掘り聞くのも失礼だろうなってずっと思っていた。最近この手の記事が多かったので勉強になった。張芸謀監督のことをあれこれ言うつもりはないんです。ただ、お金のことや手続きの仕方について、まわりからどーのこーの言われるのは仕方ない。
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