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zoom RSS 北京 日帰り観光 不法ガイドと不法ツアーの実態

<<   作成日時 : 2013/11/28 15:13   >>

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今年7月、観光ガイドがバス車内でナイフを振り回す動画が流れた。何故ガイドが暴挙に出たかと言うと、乗客が言うことを聞かなかったからで、何故乗客が言うことを聞かなかったかと言うと、土産物屋での買い物強要にうんざりしていたから。
土産物屋に到着しても客一人バスから降りてこない。ガイドは焦る。運転手は買い物が終わるまで車を出さない(黙って獲れ高を待つってヤツ)。客は車を出せと要求する。で、ガイドがブチキレた。
中国で団体ツアーに参加すると大抵ついてくるのがお買い物タイム。仕方ない、我慢して付き合う。でもナイフまで出されては大問題。市旅游委执法大队が中心となって市公安局刑侦・交管・交通执法部と調査をすすめたところ、この観光バスは非正規ツアーだったとわかった。

北京の前門のあたりによく日帰りバスツアーの客引きがいる。「北京市旅游局」の名前を出し、まるで正規の旅行社のようにふるまうが、実は現在北京には「北京市旅游局」という機関は存在しない。それは2年前までの名称で、現在は「北京市旅游委(北京市旅游发展委员会)」になっている。だから、古い名称を使って寄ってくる旅行社はそれだけで怪しいことが判断できる。
また、北京市旅游委はいかなる旅行社に対しても“唯一的国营‘一日游’单位”を認めていない。だから「唯一の」と言い出す旅行社も怪しいことがわかる。
国家旅游局は「日帰りツアーは土産店の立ち寄りをしない」という規定があるので、「日帰りツアーには買い物の立ち寄りが必ず一か所ついてくる」という旅行社の言い分は認められない、と言っている。

もちろん、北京にはちゃんとした正規の観光ガイドがいる。そういう人から見れば不法行為を働く闇ガイドの存在は迷惑な話。

◎何故非正規の旅行社や闇ガイドが跋扈するのか。
北京には「市旅游委执法大队」という組織がある。新京報の取材に対する回答:「行政管理権限の執行に制限があるのです。我々は正規の旅行関連企業とガイドに対し調査を行うことはできるのですが、闇ガイドを見つけたとしても直接我々が処分することができません。できることは関連部門に引き渡しすることだけなのです」
市旅游委には“打击非法一日游”を旨とする事務室がある。各部門と連携して業務を執り行っている。工商では会社登記簿を、交通では車両調査を、城管では街にばらまかれるビラ広告を…。

これに対し、北京外国语学院旅游研究所副所长は「このシステムでは効果はあまり期待できない」と見ている。
中国社科院旅游研究中心特约研究员は、「行政側は観光旅行中のトラブルを問題視していない。積極的に改善しようとしていない」と苦言を呈する。

◎闇の日帰りツアーはそんなに儲かるものなのか。
天安門や故宮などの観光地でよく小さな広告ビラを配っている人がいる。その道で“发片的”と呼ばれる人。彼らは配るのが仕事で客と交渉はしない。一日100元の日当が出る。

“发片的”が上手くなると“票提”に昇格。“票提”の仕事は客と交渉をして参加費を決定したり客の連絡先番号や住所を確認すること。ここで決まった参加費がすべて“票提”の懐に入る。
“票提”の方針次第では、タダで参加することもできる。タダのツアー料金を“零团费”という。
“车主”と呼ばれる人が、“票提”に業界用語で“倒打”と言うキックバックを払うこともある。客1人当たり50〜150元払われるから、たとえ“零团费”であっても“票提”にはお金が落ちる仕組みになってる。

客と商談が成立した“票提”は、そのデータを“传人的”と呼ばれる別の人物に渡す。“传人的”はそのデータをもとに“车主”と交渉し、“车主”に代わって“票提”に分け前を渡す。“传人的”は“车主”から仲介料を取る。客1人当たり10〜30元が相場。

“车主”。この人物こそが不法ツアーの元締め親方。“车主”がツアー行程を決め、複数の土産物屋と連絡を取り、バスレンタルの手配と、闇ガイドの手配をする。借りるバスは実はほとんどが正規の車両。一般的に45席中型車を予約する。

45人の客を観光に連れていくコストは、バスレンタル料、客迎えの車代、事前に払ってある“倒打”の金、“传人的”に支払う仲介料。ざっと計算して“车主”がツアーバス1台出すときかかる費用が5000〜10000元。さらに観光地の入場料とガソリン代もかかる。

よって“车主”が利益をあげるためにはどうしても客が買い物で金を落としてくれないと困る。強引に買い物させた売上を業界用語で“下货”と言う。その“下货”を“车主”と土産物屋で分ける。割合は5:5か4:6ぐらい。乗客たちが10000元買ってくれると、车主の収入が5000元ほどになる仕組み。だから最低でも10000元買い物してもらわないと元手が割れる。

仮にバス1台で1万元の売り上げなら、45人で割るとして、客一人当たり222元買い物していることになる。一説にはバス1台で4〜5万元の売り上げになるそうだ。

◎闇ガイドの収入は?
土産物屋と分けた後の“车主”の取り分から、経費を引いた金額の、さらに10%がガイドの収入になる。
ガイドはほかにも、別名目で金を客から直接集めたり、入場料の割引分を自分のものにしたりして収入にする。闇ガイドはいつも同じ“车主”と組んで仕事をするが、正式な雇用関係ではない。“下货”不好(売り上げが伸びない)ガイドは“车主”から切られ、逆に売り上げの良いガイドは“车主”たちの間で重用される。

以上、新京報より。今は改善されてることを願い、4か月前の記事を拾ってみた。

北京市旅遊発展委員会。正規の日帰りツアー案内もある。
http://www.bjta.gov.cn/
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