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zoom RSS 山海経は難しい、でも面白い。

<<   作成日時 : 2013/06/08 17:58   >>

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魯迅先生が生まれて初めて手に入れたという大切な思い出の本。それが「山海経」。

山海経という本は、18巻で構成されそれぞれ「山経」が5巻、「海経」が8巻、「大荒経」が5巻。例えば「山経」5巻は「南山経」「西山経」「北山経」「東山経」「中山経」といった具合で地域別になっている。
でもその「南山」とか「西山」とかが何処を指しているのか分からない。最初から難しい。それで見てみた百度百科。

《南山経》東は浙江舟山群島から、西は湖南西部、南は広東南海までの範囲。今の浙江・江西・福建・広東・湖南省あたり。
《西山経》東は山東から黄河を挟み、南は陝西・甘粛にまたがる秦峰山脈へ、北は寧夏塩池県、北西は新疆の阿尔金山山脈(タリム盆地があるあっちの方)までの範囲。
《北山経》西は内モンゴルから寧夏のトングリ砂漠・賀藍山、東は河北の太行山東部、北は内モンゴル北影山までの範囲。
《東山経》山東、江蘇、安徽北部までの範囲。
《中山経》中原一帯。河南の南西から四川までをも含む。山海経では四川と中原を同列とし、この中山経で《周易》に記された「西南得朋」という華夏民族の概念を表している。また、山海経に書かれていることがすべてが現在の中国国内でのことばかりでないとする考え方もある。

山海経にはいろんなことが載っている。例えば100か国以上の国々、300か所の川・山などの地理情報、さらにその土地でとれる鉱物植物など現地情報。動物の記載に至っては277種余り、虎、豹、狕、熊、罴、狼、犬、兔、猪、马、猴、猿、猩、犀、牛、彘、鹿、麂、类、豚、禺、羚、羊、象、蛇、蝼、猥、訾、驼、獭、狐、糜、麈、猼訑、毕方、帝江、何罗魚、鸟焉、狌狌などなど。(狌狌とは猩猩のことだという人がいる)

山海経は大量の神話や伝説で構成されている。有名な夸父逐日(海外北経に記述あり)、精卫填海(北山経に記述あり)、羿射九日、鲧禹治水など。他にもほとんど人に知られていない話が多数載っている。

例えば「海外北経」のなかの一節:
「共工之臣曰相柳氏,九首,以食于九山。相柳之所抵,厥为泽溪。禹杀相柳,其血腥,不可以树五谷种。禹厥之,三仞三沮,乃以为众帝之台。在昆仑之北,柔利之东。相柳者,九首人面,蛇身而青。不敢北射,畏共工之台。台在其东。台四方,隅有一蛇,虎色,首冲南方。」
(共工の臣を相柳氏という、九つの首で九つの山のものを食う、相柳がふれて土ほる所は沢や谷となる、禹は相柳を殺した、その血は腥くて五穀の種をうえることもできず、禹は深い穴をほって埋めたが、何度もくずれた、そこでもろもろの帝の臺を造った、崑崙の北、柔利の東にあり、相柳は九つの首、人面蛇身で青かった、しいて北をむいて弓を射ないのは、共工の臺を畏れるゆえ、臺はその東にあり、臺は方形、隅に一匹の蛇がいる、寅色、首を南のほうに向けている)…
詳しく説明してくれてあるのだけど何がなんだか。9つの首を持つ相柳氏とは?
でも大丈夫。挿絵があるから。
画像

面白い! こういう姿をしていたとは…。

難しいから読むのを諦めた。ぱらぱらめくって挿絵を見る。
西山経には天狗(てんこう)が載っている。狸のような姿で首が白い、凶をふせぐによろしい、とある。絵で見た限りは虎か狼みたいな姿。羽は生えていない。
他にも、鶏の足が生えた魚、翼のある魚、人面のライオン、人面の鳥、首のない豚、胴の両端から首が生えている牛、ふくらはぎのない人、全身羽毛の人、一つの目が顔の真ん中にある『一つ目小僧』みたいな人、人面魚身で足がないというまるで『人魚』みたいな人…。

一番可笑しいのは海外南経にある「貫胸国」の人。胸に穴が開いている。担ぐとき便利?
画像


山海経は「せんがいきょう」と読むこと初めて知ったぐらいで、難しい本だった。でも面白かった。

話が魯迅先生の子供時代に戻るのだけど。
子供って時々変なものにハマる。インコの場合はポケモンだった。小学生のころは中毒状態で、学校から帰ると、DSとポケモン図鑑(辞書なみに分厚い)をいつも肌身離さず持ち歩いていた。特性とか技とかいちいち全部覚えていた。
だから周少年が山海経に出てくる変な妖怪たちにハマっちゃったっていうのも、そういうことだったんじゃないかなあ。

つまり、山海経とポケモンには共通点がある。変なキャラクターが次から次へと登場してくる。

中国でもポケモンは流行ったが、山海経をベースにゲームを作っても面白いのではないだろうか。それこそ中国人がよく言う“中国人による中国人のため”流の。無いのが不思議。
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