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zoom RSS 中国 人工ふかひれの問題

<<   作成日時 : 2013/01/10 01:17   >>

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最近中国ではあれが危ないこれが危ないといったたぐいの報道が多いように思うのだけど気のせいだろうか。鶏肉とか米とかもずいぶん話題になった。

今回やり玉に挙がったのはフカヒレのニセモノ。中央電視台が偽フカヒレの実態について報道している。ニセモノでも安全な食品であれば問題ないし、最初から「人工フカヒレ」ですよって教えてもらっているのであればそれも問題にならないはずなのだけど。
欧巴桑には難しいのだけど、今回強調する道義的な問題とか食品安全問題のほかに、実はもっと経済的な問題とか国際的な問題もからんでいるのかなあとも思う。だって人工フカヒレの話なんて昔からある。

話の始まりはこんな感じ。
北京・広東省・福建省などで抜き打ち調査をしたところ、実情が浮かび上がってきた。人工フカヒレは卸売市場で売られており、ひと箱15袋入りで1袋30元ぐらいの値段。1袋で5〜6皿のフカヒレ料理を作れるので、ひと皿の原価は5元ほど。それをひと皿150元で客に出しているのだから、30倍儲けていることになる。事情通によると、中国国内で消費されている“フカヒレ”の40%は“人工フカヒレ”なのだそうだ。レストラン経営者も「こんなことはどこでもやっている」と話しているありさまで、製造工程や流通も含めて、不正が横行する根深い問題だと分かってきた。

………
新京報より。

《ゼラチンやアルギン酸ナトリウムをつかった人工フカヒレやはるさめを調理し、そこに“鱼翅精”と呼ばれる調味料(フカヒレ用調味料)を加えるとおいしいフカヒレスープが出来上がる》

浙江省の消費者権益保護委員会は水産市場で売られているフカヒレに対して調査を行った。結果、検査対象の3分の1にカドミウムの基準値超えが認められ、なかには10倍も超過しているものもあった。また検査対象のなかにはメチル水銀の基準値が超えているのもあった。
また、十数件のレストランに対しても抜き打ち検査を行ったが、DNA検査までしたがサメの成分は出てこなかった。浙江省工商局では疑いのあるフカヒレ560キロについても検査を行っているところ。

ニセモノ製造法@
ゼラチン+色素=偽フカヒレ
・これは体に無害であるが栄養もあまりない。
・南京のとある結婚披露宴を扱うレストランでは“合成冻翅针”と呼ばれる人工フカヒレを使ってスープを作っていた。この“合成冻翅针”は広東省や福建省など多くの海鮮市場で売られている。
・中国農業大学の朱副教授の話では、検査の結果、この商品にはゼラチンやアルギン酸ナトリウムや塩化カルシウムや色素が使われていることがはっきりし、体に影響するものではないとのことだった。アルギン酸ナトリウムは実ははるさめにもよくつかわれている。

ニセモノ製造法A
たんぱく質を塩酸を使って加水分解して作った調味液=“魚翅精”
・この調味液は腎臓、肝臓、生殖器系統を害する。
・フカヒレにはもともと味がついていない。フカヒレスープが美味しいのはそのスープの味がいいからである。本来は鶏や金華ハムなど最高食材を使い、それを十数時間も煮込んでだしをとるものであるが、時間と経費をかけなくてもいいように“魚翅精”を使う。検査の結果、北京の通州区にある有名チェーンレストランで出していた「木瓜鱼翅」という料理には“魚翅精”が使われていたことが分かった。
アワビやフカヒレなど高級食材を専門に扱う調理師らに話を聞いたところ、“魚翅精”を使うと手間が省けるだけでなく、スープの保存期間も長くなり、またその味もとてもいいという。ただ、湯気を吸いこむと喉のあたりに違和感を感じるという証言も出た。  
・朱副教授の話では、フカヒレスープの主要成分は鶏がらスープの素のようなもの(グルタミン酸・ヌクレオチド)であったが、トリクロロアセトンが基準値を超えていた。“魚翅精”とは動物・植物由来のタンパク質を利用した調味液であり、109℃の高温で塩酸を加水分解させて作ったものであるが、多量の塩酸が植物由来のタンパクから純度の高い脂肪を取り出せないままトリクロロアセトンを生成させてしまう。
※塩酸をつかうなんて怖い気がするが、このような加工法はちゃんとあるのだそうだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E5%8A%A0%E6%B0%B4%E5%88%86%E8%A7%A3%E7%89%A9

ニセモノ製造法B
古くなったフカヒレを過酸化水素で新物に見せてしまう方法。
・過酸化水素というものは有害物質が含まれていて、ガンになるほど危険。
・フカヒレ加工に過酸化水素を使い、フカヒレの表面から変色した表皮を取り去ってしまう方法。福建省泉州の加工工場では異臭を放つ大型容器にフカヒレを浸けていた。過酸化水素を使えば数年前のフカヒレも漂白・消毒されて新物にみえる。乾かしたものを水洗いもせずにそのまま包装・出荷していた。
・専門家の話によると、工業用過酸化水素にはヒ素や重金属など有害物質が入っており、消化器系統にガンを誘発するなど人体に危険だとのこと。

ニセモノ製造法C   
苛性ソーダを使って重さを増量してしまう方法。
・苛性ソーダは消化器や内臓を痛める。
・広東省電白県のフカヒレ加工工場の社長に話を聞いたところ、500gのフカヒレを水に浸けると普通は重さ1500gまでもどるのであるが、苛性ソーダを使うと3500gまでふやかして重くすることができると言った。その後こっそり取材を続けたところ、従業員が白い薬瓶をだしてきて「手でかき混ぜると火傷するぞ」と周りに注意しながら、粉末状のものを水に浸けたフカヒレの上に撒いていた。10分もするとフカヒレはふやけて大きく膨れているのが確認された。
・わが国では苛性ソーダを食品添加物に使うことを禁止している。食用すると消化器官を痛めてしまう。

ニセモノ製造法D
合成はるさめをフカヒレと偽る方法。
・浙江省慈溪のレストランで168元の「鲍珍鱼翅羹」という料理を注文した。料理が出てきたところで従業員に問いただしたところ、はるさめを使っていることを白状したがまたすぐに否定してしまった。ちゃんと検査機関で調べてもらったところフカヒレの成分が入っていなかったことが分かっている。
また、ほかのレストランでは150元の「海皇鱼翅羹」という料理のフカヒレが“人工フカヒレ”だった。原料は緑豆デンプンとアルギン酸ナトリウムでできており、つまり合成デンプン麺を使っていたのである。この店の責任者は“人工フカヒレ”だと認めた。
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
かささぎさま、インコさま。
遅れましたが、あけましておめでとうございます。
今年も、ブログをとっても楽しみにしています!

まだまだ、こういう問題はあるでしょうね。
中国、特に北京は、子供を育てる場所としてなるべく排除すべきところなのかもしれません、残念ですが。

修正液問題もそう。今日の大気汚染もそう(本当に酷い、としか言えません、今日の空気は)

フカヒレ問題は、外食は年に数えるほどもない我が家に
とって、実害こそありませんが、こういう社会のありように
心がズーンと沈んでしまいます。
で、「なんぽうしょうまつ」の騒動も、気になります。
みんな、言いたいこと言わないと社会はよくならないよね、やっぱり。
すー
2013/01/12 21:01
すー様。新年おめでとうございます。いつもご丁寧なコメントありがとうございます。最近「空に吸われし十五の心」なんて短歌を思い出したりしたのですが(娘が今年15歳になるもので)、ゆったりと空も眺められない状況は本当にお気の毒だと思います。北京がすぐ変わるとは思えません。いつまで辛抱させるつもりなんでしょうか…。
かささぎ
2013/01/13 23:16

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