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zoom RSS 日本軍占領期の北京のラジオ受信機とラジオ放送

<<   作成日時 : 2012/02/08 13:33   >>

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四世同堂の第36章
「杏花开了,台儿庄大捷。…日本人把全城所有的广播收音机都没收了去,而后勒令每一个院子要买一架日本造的,四个灯的,只能收本市与冀东的收音机。冠家首先遵命,昼夜的开着机器,冀东的播音节目比北平的迟一个多钟头,所以一直到夜里十二点,冠家还锣鼓喧天的响着。」
「台児荘の戦い」の後の話だから、1938年の春以降の話なのだけど、日本側は、北京市内に普及していたラジオを没収して、新たに北京市内と河北省東部の放送しか聞けない4球ラジオを売りつけた、ってどういうこと…?
各“院子”に一台とあるが、そんなに大量のラジオを押し付けることって、ありえるんだろうか?

当時の北京のラジオ事情について、とても詳しく書いてある「中国占領地域の放送とラジオ」というHPを見つけた。
http://www.japanradiomuseum.jp/chinanorth.html#
以下引用。
…1938年7月、中華民国臨時政府はラジオ受信機の輸入を正式に禁止した。
このため北支地区では日本放送協会によって規格化された受信機を仕入れ、中央広播電台の監督の下に販売業者を通じて販売することになった。
…最初に普及のための標準受信機として、軍の許可を得て放送局型受信機が供給された。
当初は受信機の普及率が低く、購買力も低かったために1938年の放送開始後、放送局型1号、3号受信機を日本から持ち込んで300台程度を店舗などに貸し出し、「街頭ラジオ」のようにしたという。
その後同受信機を街頭用として1000台導入し、これを販売する計画があったという。
日本では商品にならなかった1号、3号受信機の生産分は大陸に供給されたようである。
…規格統一された北支向け受信機は、「北支標準型受信機」と命名された。
北支標準型標準受信機が日本の放送局型受信機と異なる点は、電源電圧が220/110V兼用となっているところである。
周波数はヨーロッパと同じ50c/sである。
また、華北政務委員会(1940年3月29日以後)になってからは、「華北標準型受信機」が販売されていた。
写真はこちら、こんなラジオ。
http://www.997788.com/pr/detail_621_9961690.html
http://www.buffettism.com/fanli/BaoBei.php?iid=5473179822

中国の個人サイトにこんな内容も見つけた。
http://hkbbs.leowood.net:88/forum_read.asp?id=3968863&page=1&ClassID=0
以下引用。
…1937年7月侵华日军占领了北平,为了控制广播宣传,规定只能收听550千赫至1500千赫范围(即中波段)以内的广播,并强行推销所谓“协和式”标准型三、四灯收音机。1944年侵华日军在北平成立了华北广播协会收信机工厂,采用日本运来的全套散件,组装三、五灯电子管收音机。
(ラジオ放送によるプロパガンダを有利に進めるため、日軍は550kHz〜1500kHz(中波帯)だけを受信できるようにした、いわゆる“協和式”標準型3球式、4球式受信機を強引に販売した。1944年には日軍が「華北広播協会収信機工廠」を北平に立ち上げ、日本から供給された部品で、3球式と4球式の真空管受信機を組み立てた。)

以上、思ったより詳しい情報は分からなかった。

なお、先ほどの「中国占領地域の放送とラジオ」によると、
1940年6月29日、華北政務委員会より「華北広播協会条例」が公布され、北京中央広播電台が中心となって日本放送協会から派遣された人員で運営されていたこの地域の放送は新しい「華北広播協会」により運営されることになった。
…とある。

実権は日本人が握っていたというこの華北広播協会、北平・天津・太原・済南・石家荘占領区の放送局を広く管轄した。日本語放送と中国語放送があった。
また、仕事の中には「敵局監視」というのもあり、延安・重慶・ソ連・米国などの放送を分析していたという話もある。
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