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zoom RSS 四世同堂 気になる最後の13章 老舎記念館のおじさん

<<   作成日時 : 2012/02/03 15:05   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 4

言っておくが、北京で散歩したり見学したりするときは自分なりに行儀良くするように心がけている。「だから日本人って奴は」なんて後から言われたくない。

老舎故居(老舎記念館)に行った時、受付のおじさんとちょっと話をしていて言われた。
「老舎は日本人が嫌いだったんだよ」

皮肉ってるとか、からかってるとか、馬鹿にしているとか、決してそんな口調ではなかった。

「どうしてですか」と聞き返した。
「本を読んだら分かることでしょ」と言われた。「老舎、読んだことあるの?」
「駱駝祥子の映画を見たことがあります、あと龍鬚溝のドラマを半分。」
(当時ちょうど放送中だった)

おじさんは明らかに「こりゃ話にならん」という顔をした。そしてすかさず受付の後ろのお土産コーナーに置かれた分厚い本を渡してきた。「これを読みなさい」って。「この本はいい本だよ。ここでしか買えないよ」って。老舎の研究本だった。
枕にしたくなるようないかにも難しそうな本だったので断った。でもなんか申し訳なかったので、隣に置いてあった薄くて安い本を買った。そのときのおじさん、とっても残念そうな顔をしていた。
だから「もし欲しくなったら、そのときは必ず買いに来ます」ってお愛想を言った。

今の気分なら即刻買いに行きたい。あのおじさんは今もいるだろうか。

………
「四世同堂」。こうにちを題材にした小説。「面白かったあ!」って言ったら、不謹慎だと中国人に怒られるだろうか。

中国人ならきっと祖国のために命を懸ける“钱默吟”や“瑞全”や“桐芳”から感想を言うのだろうけど、かささぎはやっぱり“瑞宣”と“白巡长”が好き。長いものに巻かれて生きる白巡長の立場に共感するし(そうそう理想だけに命をかけていられないよ)。ああでもないこうでもないっていつも悩みながら結局は家族を優先する瑞宣には、やっぱり家族が一番大事だよねえと言いたくなる。

老舎に会ってみたい。そして「とってもとっても面白かったです!!!」って伝えたい。
「日本人は嫌いじゃ」って門前払いを食らってしまうだろうか。

そしていろいろ教えてもらいたい。聞きたいことは沢山ある。当時の戦争のことも、老北京のことも。
それから、この小説の最後“88节‐100节”(第88章〜100章)のことも。

1章から87章までで、1937年から1941年の真珠湾までが描かれている。
88章から100章までで、残り4年のことが一気に描かれている。かささぎは最初、奥さんから提供されるネタが切れてしまったからこうなったのかもしれない、って一人納得していたのだけれど。

実は、そういうことでもないらしい。
こんな文章を見つけた。

「被“政治”砍掉的后十三章--《四世同堂》结尾之谜

老舍的长篇小说《四世同堂》包括《徨惑》、《偷生》、《饥荒》上中下三部,老舍原计划写一百章,每章一万字,共一百万字。可已发表的合起来只有八十七章。据考,老舍是按照计划写完一百章的,后来还亲自帮助译者甫爱コ翻译成英文,并于1951年在美国由哈科克和雷斯公司出版。但是,1951年5月,小说在上海《小说》月刊上发表,少了后十三章。

当初中文版为何扣下最后十三章?这恐怕是一个难解之谜,随着作者的去世,谜底也许永远无法揭开。于是有些人猜测:最后十三章中描写了中国的胜利和日本的失败,中国为胜利付出了沉重的代价,不大像一个真正含义上的胜利者。在某些评论家看来显得“太悲了”,因此便被删去。另一种说法是,由于最后十三章较多地描写了非共产党员瑞全和钱诗人的地下抗日活动,很有可能被曲解为对八路军的功绩的一种忽略和不公,所以被删去。

总之,《四世同堂》的砍尾巴,多半出自政治上的考虑,而删去的结果,使小说在艺术上遭到极大的破坏。幸好这种人为的损害,由于英文译本的存在,后来奇迹般地得到了弥补。」

すごく気になる。老舎も苦労したんだねえ。
元の文章が出てくることはもうないんだろうか。異なる結末があったとしても面白いと思うが。
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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
私も今年の5月老舎記念館にいってきました、北京は初めてだったので 故宮 醇親王邸 そして北京子の老舎記念館 の3か所に観光は絞ってゆっくり行って来ました、小生も入口の眼鏡の御老体と話し同じ体験を致しました、私の場合は本とDVDを進められました、小生も本は駱駝祥子ぐらいしか読んだ事は無かったので、、でも御老体は切手を薦めてくれ購入しました 走進老舎的世界 と言う立派な切手シートでした、岩波文庫にも老舎先生は駱駝祥子しか無いので神保町に買いに行こうと考えています。
すーさん
2012/10/09 17:29
すーさん様:老舎記念館はこじんまりとしてますが、あの話好きなおじさんのおかげで意外と時間をつぶしてしまった思い出があります。ちょっとした名物おじさんだったのでしょうか。切手は記念になっていいですね。
ご丁寧なコメント頂きありがとうございます。ちょっと元気が出ました。また老北京の勉強を始めようと思います。「茶館」難しいでしょうか。頑張ってみます。
かささぎ
2012/10/10 11:27
はじめまして。現在中国に留学している日本人学生です。
老舎の四世同堂で色々と検索していたらこのブログにたまたま辿りつきました。
老舎を原文で読んでいる人がいるなんて思いもしなかったので、とてもびっくりして思わずコメントさせていただきました。笑
僕たちも今中国人の先生と共に読書会をしていて、先日『骆驼祥子』を読み終わりました。これから個人的に老舎の作品を色々と読んでいこうと思っています。またブログの方も参考にさせていただきますね。突然のコメント、失礼しました。
とんこつ
URL
2014/06/18 17:20
とんこつ様:中国人の先生と読書会!!質問し放題の環境を心から羨ましく思います。また他の作家で読書会するのでしょうか、もし面白いエピソードがあったら是非お教えください。最近私は魯迅と老舎を離れて郭沫若の本を読んでいます。老眼で疲れやすいのでゆっくりやっていますが、読書って本当に楽しいですね。コメントありがとうございました。祝你学习愉快!
かささぎ
2014/06/19 17:40

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