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zoom RSS 北平 治安強化運動 居住証 前門駅の警備

<<   作成日時 : 2012/02/13 17:18   >>

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「四世同堂」より。
第57章(居住証の話)
…北平人又遭了殃。“强化治安”,“反共剿匪”等等,口号都被提了出来。西山的炮声又时常的把城内震得连玻璃窗都哗啦哗啦的响。城内,每条胡同都设了正副里长,协助着军警维持治安。全北平的人都须重新去领居住证。在城门,市场,大街上和家里,不论什么时候都可以遭到检查,忘带居住证的便被送到狱里去。中学,大学,一律施行大检举。几乎每个学校都有许多教员与学生被捕。被铺去的青年,有被指为共产党的,有被指为国民党的,都随便的杀掉,或判长期的拘禁。

第57章(里長と副里長の話)
…小羊圈的人们还不知道里长究竟是干什么的。他们以为里长必是全胡同的领袖,协同着巡警办些有关公益的事。所以,众望所归,他们都以李四爷为最合适的人。他们都向白巡长推荐他。…可是,还没等李四爷表示出谦让,冠晓荷已经告诉了白巡长,里长必须由他充任。…白巡长讨厌冠晓荷,但是没法子不买这点账。他只好请李四爷受点屈,作副里长。李老人根本无意和冠晓荷竞争,所以连副里长也不愿就。

第70章(前門駅の様子。ここで特務をしている招弟とその姉高第が再会する場面)
…拿者二十块钱和一个很小的包裹,她(高第のこと),她没敢向父亲告别,也没敢去办离境的手续,便上了前门车站。她打听明白:若是去办离境手续,她必须说明到哪里去,去多少日子;假若到期不回来,日本人会向她家中要人…
…“姐,好好的回家!”招弟一边走一边说:“你敢再想跑,我可就不再客气!再说,这个车站是天罗地网,没有证据,谁也出不去!”

………
1937年7月29日、北平占領。
1937年7月30日、北平治安維持会が成立。
1937年8月8日、2800人からなる日本軍の入城式。永定門から進軍入城。天檀・旃檀寺・禄米倉などに駐兵。入城司令部が鉄獅子胡同の旧陸軍部に置かれた。
1937年12月14日、中華民国臨時政府の成立。行政委員長が王克敏。行政・治安・教育・法制・経済の5つの部。
1937年12月24日、新民会成立。新民会の手本は満州国協和会。
1941年春、第一次治安強化運動。
1941年夏、第二次治安強化運動。
1941年冬、第三次治安強化運動。
1942年3〜6月、第四次治安強化運動。
1942年10〜12月、第五次治安強化運動。

………
以下「北京の日の丸」より。当時北京で行われていた治安維持に関する内容。

占領後の北京の城門には身体検査と厳しい尋問をする日本軍が常駐していた。この入城司令部が後の日本憲兵隊。司令官は河辺旅団長。

北京前門駅には特務、警察機関があった。駅広場北側城壁沿いに鉄道警務区があり、特務課・司法課・保安係があった。広場中心には野戦鉄道司令部北京駅支部(日本軍の軍事輸送を指揮する)があった。駅前には華北治安軍の憲兵隊がいた。ホームの西側には警察局の検査班と、外事警察(外国人のパスポートを調べる)も置かれた。

改札するとき、ホームには軍人、警察、特務がたくさんいた。鉄道警務、警察局、日本の警察、日本憲兵、治安軍憲兵、外事警察、麻薬取締官、税務局の検査員まで。
(当時中国国内の貨幣はその土地で違っていた。親族訪問などで遠くに出かけるときは規定範囲で両替ができた)

四世同堂にも出てくる「居住証」とは。
1941年から日本当局が発行した身分証明書。「良民証」とも呼ばれた。
14歳より携帯(資料により多少ズレあり)。写真と指紋つき。宿に泊まるとき、列車に乗るときも必要(この居住証制度がまだ無かったときは、「旅行証(または出行証?確認とれず)」というものが必要だった)。
鉄道警察は規律が乱れタチが悪く、検札時に難癖をつけてゆすったりするので、当時の旅はとても大変だった。

派出所は警察の基層組織。分局管内は、居住区の区でわけ、各区に派出所をおいた。住民戸籍は派出所が登記し、一時滞在者は「居住証」を持ってその土地の派出所で登記する必要があった。

1941年から42年にかけて行われた治安強化運動とは、以下の内容。
1941年春、第一次治安強化運動。
徹底した戸口調査。表向きは政府の華北治安軍、行政機関、新民会が日本軍と協力して行うものだったが、実際は憲兵隊が中国人警察官を駆使して行った。
1941年夏、第二次治安強化運動。
共産主義的書籍・宣伝資料を調査没収、共産分子の破壊調査摘発。特務が城門で検問。公園・映画館・学校・旅館などで検問。戸口再調査。居住証所持の強制(12歳以上60歳以下が対象、顔写真、両手人差し指の指紋つき)。旅をするものには旅行証の申請と所持を義務付け。
1941年冬、第三次治安強化運動。
抗日根拠地への物資供給輸送の取り締まり。城門・駅の警備検問強化。「物品購入証明書」のない物品は搬出を禁止。
1942年3〜6月、第四次治安強化運動。
内容は前回までとほぼ同じ、更に商業統制もあった。
1942年10〜12月、第五次治安強化運動。
第四次とほぼ同じ内容。

なお、四世同堂に出てくる「里長」について。この本には出ていなかったのだけど、イメージは「里甲制」みたいなもので、要するに町内会の班長さんのような存在だろうか。金属の供出をやったり、住民に伝達事項を伝えたり、警察の手伝いをして戸口調査をしたり。この小説に出てくる李四爺は面倒見のいい人で、町内にいてくれたらすごく助かる頼りになる人だった。
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