日本で良く見かける干し葡萄というと、カリフォルニアレーズンに代表されるあの黒い干し葡萄。深い香りとコクが特徴的。 中国でも干し葡萄は良く食べる。ただし色はちょっと褐色がかった淡い緑色をしている。新疆の名産品。味はとても爽やかで酸味と甘みがちょうど良く、おやつとして食べていても全然飽きない。 たぶん自然乾燥なんだろう、砂やほこりががついている場合が多いので、購入後は食べる分をざるに入れザザッと水洗いしてから、水をよく切る手間が必要。表面に糖分が染み出てベタベタしているタイプではないので、洗ったからといって風味まで流れてしまうわけでもない。逆に、濡れてちょっと柔らかくなったぐらいのほうが食べやすい。 宮廷で食べられた腊八粥というおかゆには干し葡萄が入っているのだそうだが、このあっさりした新疆干し葡萄なら納得できる。(中国のおかゆは奥が深い。豆の入ったもの、麦の入ったもの、粟の入ったもの、肉の入ったもの、ナツメの入ったもの…。いろんな種類がある。ハスの実が入ったのも美味しい) かささぎはこの新疆干し葡萄が好きなので、何度かご近所やインコのお友達にもお裾分けをしたことがあった。 そうしたら、昨日そのインコのお友達が、お家でパンを焼いたからと言ってわざわざ届けてくれた。で、中に入っていたのが先日あげたこの新疆干し葡萄。 ご趣味でよくパンを焼くのだって伺ってはいたが、本当に上手に作ってあったのでとても感心したのだけど、食べてみて更にびっくり。とっても爽やかな出来上がりで、一味もふた味も違うパンだった。有難うございました、ご馳走様でした。 新疆干し葡萄でこんなに美味しくなっちゃうのなら、いっそのこと、更にナツメや西瓜の種や落花生やハスの実なんかも混ぜ込んで“腊八粥”風味のパンができないだろうかって思ったのだけど、インコに大否定された。変なことお友達に言わないでよ、って叱られた。 何かの番組で見かけたのだけど、新疆の青空市場では緑の干し葡萄のほかにもいろんな色の干し葡萄が売られていた。ああ、いつか行ってみたい。 ![]() にほんブログ村 |
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